目標があるけれど、どのように始めたらいいのか。
なかなか続かなくて悩んでいる。
そんな方に向けて。
実現したいことがあってもストイックになりすぎてなかなか結果につながらなくて焦ったりしたことはありませんか。
無理していることに気づかず体調を崩しがちでなかなか前に進めない。。
これは昔からの私の悩みであり、困りごとでもありました。
ストイックになるとたしかに行動がともなうので前に進めるとは思います。
でも、自分が決めたやるべきことを守れなかったときや思うような成果につながらないと感じたときはどうしようもなく落ち込んだり、イラだったりしてしまう。。
そして過程を楽しむ、味わうというゆとりもなくなりがちです。
これは自分の望む結果が出るまである意味でくるしみが続くともいえます。
そんな状態で自分に厳しくしていると身体も心もストレスになり体調を崩してしまうことにもなってしまいます。
なので環境や変化に敏感なHSPの人は新しいことを始めるときはベイビーステップを大切にするといいのではないかと思ったのです。
いきなり大きく動いて自分をコントロールしようとすると強いストレスになり続けることがむずかしくなってしまうから。
- 小さな一歩で自分を励まし、できたことを褒める
- 昨日よりも1mmでも前に進めたのならそれはすごいことだと思う
それがゴールまでの道のりを楽しむ視点を持つということになります。
そうすると結果に至るまでの自分の成長を意識すると前に進んでいる感じがしてきます。
本記事では、HSPさんが目標達成に近づくためにはベイビーステップから始めるといい理由と具体的なステップを紹介します。
HSPがベイビーステップから始めたほうがいい理由
まずはベイビーステップで始めたほうがいい理由を3つ紹介します。
①ストレスになりにくい
1つ目は、ストレスがかかりにくいからですね。
人は大きな変化に敏感です。
新しいことを始めるとき、最初は慣れないものです。
とくに初めの一歩は勇気がいりますよね。
もともと人の脳は急激な変化はニガテなようです。
変わりたいと思ってもなかなか変われなかったりするのはそのためですね。
でも、ちょっとずつなら負担になりにくいので始めやすい。
ばかばかしいくらい小さな一歩を大切にするといいです。
何かを変えたい、何か始めたいと思ったときは、いかに最初の一歩を踏み出せるかがポイントだと思います。
②習慣化しやすくなる
2つ目は、習慣化しやすくなるからです。
最初の一歩をクリアできたらあとは続けることが大切になってきます。
例えば筋トレを習慣にしてスリムなボディーになりたい人がいたとします。
目標としてスクワットを一日20回×3セットを課題にするよりも、まずは一日一回のスクワットを目標にするほうが簡単ではないでしょうか。
運動することに慣れていない人はとくにほんの小さなことから始めるほうが長続きしやすいと思います。
続けることのハードルが高すぎると、やめてしまうことの方が多いかもしれません。
③後戻りしやすい
3つ目は、後戻りしやすいからです。
小さく動くほどそれだけもといた場所に戻りやすいです。
実際にやってみたけど、なんだか違ったと思うことってありますよね。
そんなとき一歩目を大きく出しすぎると引きにくくなってしまうかもしれません。
例えば運動に慣れていないのにヨガ教室に半年申し込むよりもまずは一日の無料体験から始めてみるというのがベイビーステップになると思います。
一日の無料体験ならお金の心配もなくヨガがどんなものなのか少しわかるし、やってみて続けるかどうかの判断できるので合わなかった場合、やめておくこともできます。
HSPが目標達成に近づくための具体的な5ステップ
ここからはHSPが目標達成に近づくための5つのステップについてお話していきます。
ステップ①自分の目標を明確にする
まずは目標を明確にすることが大切です。
具体的な目標を設定するには、数字を入れるのがポイントです。
○○年○月○日までに達成するなどですね。
たとえばダイエットの目標なら、今から半年後に体重を5kg落とす。
こんな感じで数字を入れて目標を設定するのがおすすめです。
ゴールが明確だと行動に移しやすくなります。
ステップ②なぜその目標を立てるのか考える
目標を設定したら、その目的を考えてみます。
ポイントは「なぜ?どうして?」と自問すること。
先ほどのダイエットの場合でいうと。。
ダイエットをしてどうなりたいのか?
なぜ5kg減量したいのか?
と自問自答してみるのです。
そうすると、こんな答えが出てくるかもしれません。
- スリムなボディーになりたいから
- お気に入りの服を素敵に着こなしたいから
- 自分に自信を持ちたいから
- 魅力的な人間になりたいから
その目的は人によってさまざまです。
なんのために目標を立てるのか。
なぜ自分はそれをやらなければいけないのか。
じっくり自問自答をすることで続けるためのモチベーションになるし、結果が出るまでの道のりが迷いにくくなります。
本心から望んでいることであれば簡単にはあきらめず、立ち止まってもまた方向を考えながら進むことができるのではないでしょうか。
私は自分の目標に「なぜそうしたいの?」「どうしてやらなければいけないのか?」と問うようにしてから本当の自分の望みが見えてきました。
ステップ③目標を達成するために必要なことを書きだす
ここまでで具体的な目標が設定でき、そのさきにある目的がはっきりしました。
つぎは、どうしたら目標を達成することができるのかを考えてみます。
先ほどの例でいうと。
半年後に5kg減量するにはどうすればいいのか?と自分に問いかけます。
ダイエットの場合、いろんな角度から考えられそうですね。
- ダイエット関係の本を読んで知識を増やす
- 食事を野菜多めのヘルシーなメニューにする
- 歩く時間を増やす
- 食物繊維をしっかり摂る
- ヨガをはじめる
- 筋トレを習慣にする
こんなふうに思いついたことを紙に書きだしていきます。
マインドマップのような形で描いていくとアイデアが浮かびやすいかもしれません。
ステップ④行動リストを作る
どうすればいいのかアイデアを書きだしたら、小さく実行するための行動リストを作りましょう。
コツは驚くほど簡単なものにすることです。
半年後に5kg減量するという目標での小さく実践する行動リストを作ってみました。
こんな感じです。
- Amazonでダイエット本を検索してみる
- 味噌汁には乾燥ワカメを入れて食物繊維を摂るようにする
- エレベーターは使わず階段を利用する
- 近くのヨガスタジオを調べてみる
- 一日一回だけスクワットをする
まず自分にとってハードルが低いことから考えてみましょう。
ステップ⑤毎日淡々と続ける
継続のコツはすぐに結果を求めず過程を楽しむこと。
自分に期待せずつづけていくことです。
忘れた日があってもいいです。
また明日から始めればいいのです。
続けるのがむずかしいならもっとハードルを下げた行動リストにしてみるといいです。
小さなことから始めて習慣化するにはスティーヴン・ガイズ著『小さな習慣』という本がとても参考になるのでおすすめです。
ベイビーステップを実践するのに大切なメンタルとは?
ベイビーステップを実践し続けていくにはメンタルの持ち方が重要かなと思います。
ベイビーステップの実践で大切なメンタルとは、失敗はそもそもふつうであり、過程を我慢するのではなく楽しむ視点に変えることというものです。
ダイエットでは、好きなものを我慢するよりストレスなく食事を楽しむ工夫をするほうが続きやすいです。
大好きなパンを避けるよりも栄養価が高くダイエットにもなるオートミールを使ってパンを作ることもできます。
健康法こそストレスフリーでなければならないという言葉を聞いたことがありますが、継続のコツもその考え方と似ていると思います。
たとえ減量に成功できたとしてもその状態をキープすることに我慢が続くようなのであればまたリバウンドしてしまうかもしれません。
せっかく目標を達成しても元に戻ってしまうのはとてももったいない。。
行き詰ってもいいし、途中でやめてしまってもいいのです。
それは方法が自分に合わなかったか、本当に望んでいることではないのかもしれません。
またはいま行動が必要なことではなかったのかもしれない。
またやりたくなったらそのとき始めればいいと思います。
まとめ
今回は、HSPが目標達成に近づくためにはベイビーステップから始めるといい理由と具体的なステップについてご紹介しました。
ベイビーステップの魅力は、ストレスになりにくく、プロセスを楽しみながらゴールに向かうことができることだと思っています。
HSPさんは無理して何かするよりもなるべく心地よく自分がワクワクするようなやり方をしたほうが気持ちが楽になるような気がします。