初めての個展でよく聞かれたこと5つ【質問リストをつくっておくと安心】

画家活動


こんにちは、絵描きのまゆです。

先日初めて個展をしました。

そのときにお客様によく聞かれたことや話の話題になったことがいくつかありました。

在廊していると見に来てくれた方とお話する機会もあり、気づきや学びも多かったです。

でも個展をする前はどんなことを話したらいいのか、という不安がありました。

私自身、ふだん引きこもっていてあまり人と話すこともないので余計に不安でした。。

そこで今回は、実際に個展を終えてよく聞かれたことについて紹介したいと思います。

これから個展をしてみたいと思っている方の参考になればうれしいです。




初めての個展でお客様からよく聞かれたこと

初個展の展示の様子。




ここからは、初めての個展でお客様からよく聞かれたことについてお話していきます。

以下の5つあります。




個展でよく質問されること
  1. どんな画材で描いているのか
  2. 完成までにどのくらいの時間がかかるのか
  3. 絵のインスピレーションはどこからくるのか
  4. 絵を描く手順はどんな感じか
  5. 絵を通してどんなことを表現しているのか











①どんな画材で描いているのか


個展でよく聞かれたこと1つ目は「どんな画材で描いているのか」という部分です。

私は主にアクリル絵具で絵を描いているのですが、絵の下につけるキャプションには「アクリル」と記載しています。

それを見てアクリルってどんな画材なのか聞かれたり、見た目が油絵とも似ているので油絵とはどう違うのかという質問があったりしました。


私自身、自分がふだん使っている絵具について説明できるほどわかっていない部分があったので、個展をする前に少し調べたりしていました。。


そこまで詳しく説明する必要はないと思いますが、どんな特徴があるのか、似た画材とはどう違うのかといった部分を自分で理解しておくと質問があったとき落ち着いてお話しできるのではと思います。










②完成までにどのくらいの時間がかかるのか


個展でよく聞かれたこと2つ目は「完成までにどのくらいの時間がかかるのか」ですね。


これはいろんな方から質問されたことです。

やっぱり一つの絵を描くのにかかる時間は気になる部分かもしれません。


私も個展で作家さんがいらっしゃるときに何度か聞いたことがあります。

とくに細かい絵を描かれている方や密度のある作品はけっこう時間がかかりそうなイメージがあるので聞いてみたい部分ですよね。







③絵のインスピレーションはどこからくるのか


個展でよく聞かれたこと3つ目は「絵のインスピレーションはどこからくるのか」ですね。


  • どんなところから絵のアイデアが生まれるのか
  • もともと頭の中にイメージがあるのか
  • 何かの体験や経験がもとにあるのか

こんな質問などです。


とくに空想世界を描いている人やどこか不思議な絵を描いている人の絵にはどんなところから絵の発想につながるのか気になる部分だったりします。


私は自分の好きなものをいくつか組み合わせて空想上の絵を描いているので、聴いてくださる方にはそんなお話をしたりしていました。










④絵を描く手順はどんな感じか


個展でよく聞かれたこと4つ目は「絵を描く手順はどんな感じか」というものです。

絵の描き方は人によってさまざまなのでどんなふうに絵を描いているのか私も気になる部分です。

最初に明確な完成図を書いてから本番にとりかかるのか、それとも描きながら具体的になっていくのか。

これは作者に聞いてみないとなかなかわからないところですよね。


私はふだんラク案を描いてもそれがそのまま絵として仕上がることがあまりなく、最初はランダムに色をのせていくところから描き始めたりしています。

途中迷ったりするので時間がかかります(笑)

こんなふうにどんな流れで絵を進めているのかといったこともお客様との話のきっかけになるかもしれません。







⑤絵を通してどんなことを表現しているのか


個展でよく聞かれたこと5つ目は「絵を通してどんなことを表現しているのか」というものです。


どうしてこのモチーフを描いているのか、何を表現したいのか。


こういった部分ですね。


作品を見るだけで感じられるものことももちろんありますが、絵の背景にあるものを知ってからみてみるとまた印象が変わったりします。

表現したいことといってもむずかしく考える必要はないかと思います。



まゆ
まゆ

私自身、月や動物をモチーフに空想世界を描いています。


アクリル絵具で描いた作品【F8】




それは生き物のあたたかさや心地いい時間の流れを表現したい、そんな気持ちが心の底にあるからだと思っています。

でも、こんなふうにぼんやりとでも言語化するまでには自分のこれまでを振り返ることが必要でした。


とくに子どもの頃に影響を受けたことや好きだったことは純粋なものなので自分にとって大事なことであることが多いです。


なので子どもの頃に影響を受けたこと、自分にとって大事な価値観などを掘り下げていくことで絵を通して表現したいものが見えたりするかもしれません。

私が月や動物を描くのも子供の頃に神秘的なものや動物との暮らしが長く身近にあったからでした。

言葉にしてみると自分の絵を見てくれる人に何を感じてほしいのか、そのためにどうしたらいいのかといったことも考えるきっかけになるので自分のこれまでを振り返ることはとてもおすすめです。






個展の前に大まかな質問リストを作っておく

アクリル絵具で描いた作品。ボックス額に額装。




個展の前に大まかでいいのでこんな質問があるかもと予想して紙に書いてみるといいかと思います。

私はどうしても言葉にして伝えることに慣れていないし、人と話すのは苦手なほうなのでちょっとした質問リストとその回答をつくったりしました。


そんなに細かく描く必要はないかもしれませんが、紙に書いておくと不安が軽くなり安心して個展を迎えることができるかなと思います。






まとめ

今回は、初めての個展でよく聞かれたことについてお話してきました。

初めてだとどんなこと聞かれるのかな、ちゃんと話せるのかと不安になることもあると思います。

でも、うまく話す必要はないんですよね。

自分の絵を見てもらえること、そこで興味をもってもらえたらお話してみる、そんなふうにその場を楽しむことがとても大切なのではないかと思います。

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