【アクリル画】ラメやコラージュを使って描く方法!

絵づくり


まゆ
まゆ

こんにちは、繊細な心の絵描き、まゆ(@mayu_artgram)です。


「絵具だけじゃなく、ラメとかも使ってみたい」

「コラージュってどうやるの?」

アクリル画を描いてみて、そう思ったことはありませんか?

アクリル絵具はいろんな技法や自由な表現ができる画材です。

ラメやコラージュなど異素材を組み合わせることで、幅広い表現ができ、より魅力的な作品を作ることができます。


実際、私が初めてラメを使ってみたとき、作品に“きらめき”が生まれて、それがきっかけで作品に興味をもってもらえたことがありました。

この記事では、そんなラメやコラージュ素材を使ったアクリル画の描き方について紹介していきたいと思います。

アクリル絵具の特徴と応用表現の楽しさ


アクリル絵具は、とても自由度の高い画材です。

乾きが早く、上から何度でも重ね塗りができるため、素材を貼ったり、上から重ねるといった「コラージュ的な表現」も楽しめたりします。

また、アクリル絵具は紙・キャンバス・木・布など、さまざまな素材に描くことができます。



これにより、ラメ、布、紙、レース、ビーズなど、好きな素材を取り入れることで自分だけの世界観を作ることができます。

アクリル絵具だけで描くこともできるけれど、別素材も取り入れてみると、作品の見え方や雰囲気が変わってくるのでぜひ試してみてください。


少しの工夫で、ぐっと作品が魅力的になります。



ラメを使ったアクリル画の描き方とコツ


ラメを使ったアクリル画は、キラキラとした輝きが生まれ、作品に幻想的な印象を与えてくれます。

でも「はがれてしまうのでは…」「うまくまとまらないのでは」と不安な方も多いのではないでしょうか。

ここでは、私が実際に使っているラメの使い方きれいに仕上げるコツをご紹介します。

1. ラメを使うための準備と道具


必要な道具:

  • アクリル絵具(ベースとなる色)
  • ラメ(ネイル用・クラフト用など)
  • ジェルメディウム(接着剤代わり)
  • 平筆 or パレットナイフ
  • マスキングテープ(ラメを部分的に乗せたいときに便利)



▼ふだん私が使っているホルベインの「ジェルメディウム」。コラージュの接着剤として使えます。

▼ラメなどは、100均で購入できますが、Amazonでもけっこうありました。





2. ラメをきれいに定着させる方法


ラメをきれいに定着させる方法は、

  1. 下地の色を塗る
    まずは、ラメをのせたい部分に色を塗ります。
  2. ジェルメディウムを多めにのせる
    絵具が乾いたらジェルメディウムを多めにのせます。上からラメをパラパラかけて、筆でトントンと叩くようにすると、ラメが飛び散りにくく、しっかり定着。
  3. 乾燥中は動かさない
    ラメは乾くまでにずれやすいので、完全に乾くまでは水平な場所に置いておくことが大切です。


3. 仕上げにおすすめのコーティング


作品が完成したら、全体に透明なバーニッシュ(仕上げの保護ニス)を重ねておくと、ラメが落ちにくくなり、絵の保護にもなります。

ラメは絵の中でとくに「目立たせたい部分」にのせると、見る人の視線が向きやすいのでおすすめです。

コラージュ素材を組み合わせた表現方法


コラージュとは、紙・布・糸・写真などの異素材を貼り付けて一つの作品にする技法です。
アクリル絵具との相性がとてもよく、自由度の高い表現ができます。

1. 使える素材の例

  • 雑誌や新聞の切り抜き
  • デザインペーパー、切手、和紙
  • 布、レース、糸
  • ビーズ、レジンのパーツなど

2. コラージュの基本手順


コラージュの基本手順は、

  1. キャンバスの下地を塗る(アクリル絵具で好きな背景をつくる)
  2. 配置を決めて仮置きする(まずどう見えるか置いてみる)
  3. ジェルメディウムで貼る(筆などでメディウムを塗り、素材を置き、上からも押して固定)




▼ふだん私が使っている「ジェルメディウム」。素材がしっかり定着するので安心。


▼背景を盛り上げたいときは、「モデリングペースト」というメディウムが便利。






3. コラージュした部分が絵から浮いているときは?


「コラージュした部分が絵とうまく馴染んでいない、浮いている感じがする。。」

そんなときは、水を多めに溶いた絵具で薄く色を重ねると、背景と馴染みやすくなります。

不思議と絵に溶け込むような表現になるのが面白いです。

実際に描いてみた!ラメなどのコラージュを使ったアクリル画の制作例


ここからは、私がラメなどのコラージュを取り入れたアクリル画の制作体験をご紹介します。

制作例:夜空と星のラメアート

アクリル絵具で描いた作品。A3サイズ。背景や洋服の一部にラメ等を使用しています。


「きらきら輝く宇宙空間」をイメージした作品を描いてみました。

  • 背景には、群青のようなアクリル絵具を使用。
  • 星の部分には、砕いた貝やラメを重ねて、光に当たるとキラッと輝く表現に。
  • さらに、犬や人の目元に粉状の「白金パール」をのせています。


▼Instagramで途中経過などものせております。



▼こちらの記事で、作品づくりのきっかけや絵の背景についてお話しています。




まずは小さなキャンバスで作品を作ってみよう!


大きな作品に挑戦するのもいいですが、最初はミニキャンバスやハガキサイズの紙に、気軽に描いてみるのがおすすめ。

  • ラメを一部分に使ってみる
  • 好きな紙を貼ってから絵の具を重ねる
  • 自分の好きな世界を表現してみる


使ってみたいコラージュ素材を探してみるのも楽しそうですね。



まとめ:ラメやコラージュを使えば、アクリル画はもっと自由になる

今回は、ラメやコラージュを使ったアクリル画の描き方についてお話してきました。

  • 絵具の他に、ラメやコラージュを使うことで作品の表現力が広がる。
  • ラメはジェルメディウムと混ぜて使うときれいに定着する。
  • 初心者は小さな作品から始めると気軽に楽しめる

アクリル画の魅力は「正解がなく自由なこと」だと思います。

ラメの輝きや、紙の質感など自分が楽しく描けるような方法をぜひ探してみてください。

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