アクリル画の色の組み合わせがわからない人へ【色彩センスを磨く5つのコツ】

絵づくり


まゆ
まゆ

こんにちは、繊細な心の絵描き、まゆ(@mayu_artgram)です。

アクリル画を描いていると「色の組み合わせがうまくいかない」「色彩センスがないのでは?」と悩むことはありませんか。

私はアクリル画を初めた当初、どうにもメリハリのない絵になり色選びがなかなかうまくいきませんでした。

そこでわかったのが色の組み合わせが大事だということ。

隣り合う色のトーンによって絵の見え方ってけっこう変わるんですよね。


実は色のセンスは、生まれつきではなく「練習で磨けるもの」です。

今回は、初心者でも実践できる色の組み合わせの考え方や、色彩センスを伸ばすための5つのコツをご紹介します。

アクリル画の色彩センスを磨く5つのコツ

絵を描くときに色選びで悩んでしまう。

そんなときにおすすめの方法を5つご紹介していきます。

コツ1|色の基本ルールを知る


色彩センスを高める第一歩は、色の基本を理解することです。

  • 補色(反対の色) … 赤と緑、青とオレンジなど。強いコントラストが生まれ、インパクトが出ます。
  • 類似色(近い色) … 青と緑、赤とオレンジなど。まとまりが出て、やさしい印象になります。

この2つを知っているだけで、色選びの迷いがぐっと減ると思います。

コツ2|3色以内でまとめる


初心者のうちは、色を多く使うとごちゃごちゃしてしまいがちです。

まずは「ベース色+アクセント色+補助色」の3色以内でまとめてみましょう。

  • ベース色:作品全体の雰囲気をつくる色
  • アクセント色:目を引く色
  • 補助色:つなぎ役になる色

シンプルに絞ることで、自然とセンスよく見える構成になります。

洋服でも3色以上になるとおしゃれに着こなすのがむずかしくなるので色数については絵にも当てはまるのかもしれません。

コツ3|身近なイメージから色を選ぶ


「色の組み合わせに迷う…」というときは、身近なイメージにヒントがあります。

  • 自然(森、海、夕焼け、生き物)
  • 食べ物(フルーツ、スイーツ、カフェの雰囲気)
  • 季節(桜色、夏の空、紅葉、雪の結晶)
  • 趣味(映画、小説、洋服、インテリアなど)
  • 好きな絵(作品集、ピンタレスト、Instagramなど)

実際にいいなと感じる配色を参考にしてみると、色同士の調和がとれた組み合わせをつくりやすくなるかと思います。

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コツ4|実際に塗って試す


自分好みの色合いが見つかったら、実際にその配色で色を作ってみます。

紙やスケッチブックに小さな色見本をつくって、塗ってみるのがおすすめです。

手元にパステルや色鉛筆で「緑×赤」「緑×オレンジ」「青×ピンク」と並べるだけでも、どんな印象になるかすぐにわかります。

  • 緑×赤 → クリスマスのように華やかで力強い
  • 緑×オレンジ → 南国のフルーツのように元気で明るい
  • 青×ピンク → 夕暮れや夢の世界のように幻想的


ここにアクセントとして一本のラインを入れるだけでも見え方が変わるので面白いですよ。

見本を並べるだけで、自分の「好きな組み合わせ」が見つかりやすくなります。

パステルは水なしで使えて、発色もいいので手軽に色見本を作りやすいかと思います。

コツ5|作品に取り入れてみる


さいごは実際に自分の作品に取り入れてみましょう。


いくつか色見本でいろんな色を組み合わせてみて、絵のイメージが湧いてきたら、実際に絵の背景やモチーフなどに使ってみましょう。

私の場合、お茶会風の絵を描くことがよくあります。

そこで大まかに配色を決めるとしたら、例えば、「緑、赤、白」の3色をメインに使うとします。

部屋の壁紙はに、テーブルを赤系に、女の子の服を白系にする、こんな感じで決めていくとまとまりが出やすいです。

他の部分のマグカップの色や花瓶に生けたお花などは「緑、赤、白」のどれかに近い色(明暗やトーンを変えたり)にすればまとまりのある作品になりやすいと思います。

「いいな」と思った色は繰り返し使うことで、自分の色彩スタイルが自然と育ちます。


まとめ:色の組み合わせは実験感覚で楽しんでみよう

今回は、アクリル画の色の組み合わせについてお話してきました。

色彩センスは特別な才能ではなく、誰でも練習で磨けるものだと思います。

  1. 補色や類似色などの基本を知る
  2. 3色以内でまとめる
  3. 自然や身近なイメージを参考にする
  4. 実際に塗って試す
  5. 作品に取り入れて繰り返す

この5つを意識すれば、色の組み合わせで迷う時間が減り、アクリル画の表現がもっと自由で楽しいものになると思います。

ぜひ試してみてください。

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