ニートで30歳を迎える不安。絵を描くことだけはやめなかった理由

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まゆ
まゆ

こんにちは、繊細な心の絵描き、まゆ(@mayu_artgram)です。


私はもうすぐ30歳になりますが、現在、実家暮らしで親に頼ってくらしています。

正直なところ絵描きとニートの狭間にいます。このままの状態で年を重ねることにも不安があります。

でも、数年前に私は会社を辞めて絵を描いて暮らすと決めました。

なかなか変わらない現状、やるべきことが多すぎて混乱したり、ふとずっとこのままなのでは?とどうしていいかわからなくなる日もありました。


でも私にとって絵を描くことは自己浄化でもあり、前に進むために必要なものであり、人とのつながりになる一つの手段でもありました。


今回は、30歳を目前にして思うことや、絵を描くことで前に進めた理由をお伝えします。


20代でニートになった経緯


私は美大を卒業後、就職活動に苦戦しながらなんとか一社だけ内定をいただきました。

そちらの会社に新卒で入社しましたが、毎日8時間の勤務は心身共にキツイものがあり、どうしても慣れることができなかった。


その会社が、その仕事が向いていないというよりも、外に出て何時間も働くという働き方が向いていないとわかりました。

もともと敏感すぎる気質だった私は、気づけば会社に行けなくなっていた。


結局1年ほどで会社を辞め、実家に戻ることになりました。

「絵を描いて暮らせるようになる」と決めて数年たちますが、実際のところは絵描きとニートの狭間にいるような状態です。


▶会社を辞めたときのことは、新卒入社1年で会社を辞めた話。でお話しています。




落ち込みと不安の日々


初めての個展を経験したり、自分の絵を気に入ってくれる方もいて、自分の絵で心地いい気持ちになってくれるのはとても嬉しいことだとしみじみ感じました。


その中で、ふと親に頼って暮らしていることや安定した収入がつくれていない現実などに目が向いてしまい、不安になり落ち込むこともよくありました。


展示会で全く絵が売れなかったときは、自分の絵にまだ魅力が足りないんだとか、人に喜んでもらえる工夫ができてなかったと自分のダメな部分を感じてどっと沈むこともありました。

▶初めて個展をしたときのことは、【無名画家】初めて個展を開催して思ったことでお話しています。



絵を描くことだけは続けた理由

アクリル絵具で描いたゾウ。


絵を描くことは大変な部分もあるけれど、同時に自分を解放してくれる大切なものでもありました。

絵を描くと自然と没頭状態になるので、日常の不安や焦りを一瞬だけでも忘れることができる。


「絵を描いて暮らせるようになる」と決めた。

でも、どうやったらそうなれる?

やり方は学んでいるけれど、これで合ってるのかな。

描けない日もあるし、ついネガティブになってしまうこともある。


でも、少しずつでも描き進めること、その作品を見てもらう場所に出すことで、絵を通じで喜びや学び、いろんな出会いがあったりしました。

ただ絵を描くのが好きなだけなのだけど、やっぱり見てもらえて「癒されたよ~」「一目で気に入ったよ」「いい絵だね」そんなことを言ってもらえるのはうれしいものです。


少しずつ見えてきた希望


もちろん、すぐに状況が大きく変わるわけではないですが、

それでも、展示会で「この絵がすごく気に入った」と声をかけてくれる方がいたり、SNSでちょっとうれしいコメントをもらえたりしたことで、未来に可能性を感じられるようになりました。


また、わずかですが、絵を通じて収入を得られたことも自信につながりました。

「大きく変わらなくても、続けていることに意味がある」ということを実感しつつあります。


落ち込みや不安があってもいい。

それはただのお知らせです。

結果ももちろん大切だけれど、未来の心配ばかりしているより、今できることに没頭していたほうがいいと思うようになりました。

一度きりの人生で、周りに応援してくれる人がいて、好きな絵を描く暮らしをしたいと思う自分がいる。

本当にありがたいことです。


まとめ

30歳ほぼニートでも、自分の好きなことを続けることで希望は作れます。

落ち込みや不安があっても、まずは小さくてもいいので「描き続ける自分」を認めてあげてください。

私もまだまだ道の途中ですが、焦らず少しずつ前に進むことでほんの少しだけど、できることも増えてきました。あなたも、一度きりの人生、自分を信じて好きなように進んでみてください。

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