劣等感が強く自分に自信がない。
そんな方に向けて。
最初の結論としては、自分を思いやるには自己評価を一切しないことです。
なぜなら、たいていの人は誰よりも自分自身に厳しく接してしまうから。
自分を評価するのではなく、そのままの自分を認めて受け止めてあげることが大切です。
- 人と比べて自分は劣っている
- 人には優しくできても自分には厳しくなってしまう
- いつも自分を責めてしまう。自分の価値がわからない
これは以前、HSPで敏感な気質をもつ私がずっと感じていたことです。
見えない自己否定的な考えや思い込みはいつか見える形に現れる。
それは体調不良や病気、何をしてもうまくいかないなど。
それが私の場合はIBS(過敏性腸症候群)という症状でした。
私たちの環境や目の前にある現実は、見えないものから創られているといわれています。
そして身体は、自身の思考やマインドに影響されます。
これはIBSになって本を読んだりしたことから得た学びです。
私自身、強烈な劣等感を抱えていましたがいまは自分を思いやることが少しずつできるようになってきました。
そこで本記事では、劣等感の強いHSPが自分を思いやる3ステップを紹介します。
HSPが劣等感を抱くきっかけは人と違うことによる困難さ
劣等感とは自分が人よりも劣っているという感情のことです。
つまり劣等感は人と比べたときに生まれるものといえそうです。
HSPの人は自身が生まれながらに敏感で繊細な気質を持っていると知らない場合、他者と自分はそう変わらない存在だと思っているとつらくなってしまうかもしれません。
「自分が圧倒されてしまうようなことでも他の人はふつうにできているし気にならなそうだ。」
そう気づいて「自分はなにかおかしいのではないか」「自分は人よりもできないことや苦手なことが多いから劣っているんじゃないか」そう思うようになります。
本当は自分が他の人よりも敏感な気質を持っていたから、ただそれだけなのだけれど。
ここで自分がどんな人間なのかを理解することが大切になってきます。
「自分はHSP気質を持っているんだな」
と気づくことができれば、人と自分は感じ方に違いがあるのだから気にすることはないのではないかと思えてきたりします。
劣等感の強いHSPが自分を思いやるための3つのステップ
劣等感の強いHSPさんが自分を思いやるステップは3つあります。
①自分を評価しない
②自分がいま欲しい言葉をかける
③自分がホッとする行動をとる
この3つです。
ステップ①自分を評価しない
自分を思いやるコツは、自分への評価を一切しないことです。
人はだれしも他人よりも自分にきびしくなりがちです。
「なんであんなことを言ってしまったんだろう」
「どうして自分はこんなにできないことが多いのか」
とあれこれ自分を責めてしまう。。
評価しないというのは反省をしないという意味ではありません。
自分を思いやる人は自分の欠点や失敗を素直に認めることができます。
自分のしたこと、しなかったことをけっして責めることなく、認めて受け入れることができます。
むしろ、いま自分は落ち込んでいる、嫌な気持ちを感じていることに共感を示し、優しくあたたかく自分を慰めます。
これが自分を思いやるということだと思います。
しかし、いままで自分を責めたり否定ばかりしてきた方がそれを実践するのはなかなかむずかしいかもしれません。
そんなときは、まずは自分がいまどんな気持ちでいるのかに気にかけてみることから始めるのをおすすめします。
自分にイライラしているのか、委縮しているのか、恥ずかしい気持ちでいるのか、不安なのか。。
ただ感じてみてください。
その感情に善悪はありません。
気持ちに気づけたら、「こんなことを思う自分はなんて劣っているんだ」「自分はなんてダメなんだ」と評価しないことです。
ステップ1ではそれで十分です。
ストレス対策で一番大事なのかなんだと思いますか。
まずストレスを感じていることに気づくことが大切なんだそうです。
気づいていないと休む選択もできないですよね。
ステップ②自分がいま欲しい言葉をかける
自分を評価するのをひとまずやめることができたら、次は自分が欲しい言葉を自分でかけてあげましょう。
自分の言葉は自身がいちばん聞いています。
あなたの言葉は未来をつくります。あなたの身体をつくります。
言葉や思考のパワーは実は人生に大きな影響を与えています。
自分自身に優しくあたたかい言葉をかけるにはコツがあります。
悩んでいる、落ち込んでいる親友に接するときのように自分自身に向けることです。
また、心が安心してラクになる言葉をのせてみます。
私は自分を責めそうになったときや出来事に動揺したとき、人に迷惑をかけてしまったときなどに上記の言葉をかけています。
これらの言葉は自分を安心させて、前を向いて生きるヒントをくれます。
ステップ③自分がホッとする行動をとる
自己評価をしない。
自分が今欲しい言葉をかける。
これができたら、最後は自分が癒されてホッとする行動をとりましょう。
ここでは自分に寄り添い安心できることをするのがおすすめです。
具体的にはこんな感じです。
自分を思いやり大切にする行動をとると自然と身体もゆるんできます。
自己評価で自分を内面から罰しているというのは脳や身体にとって緊張モードでいるということです。
この緊張モードが長いと病気を引き起こしたり、心がうつうつとしたりする原因にもなります。
そこから緊張を解き、リラックスさせてあげれば自律神経の副交感神経が優位になり、だんだんと体調もよくなっていくと思います。
HSPが自分を愛するためのおすすめ本も紹介
HSP向けのおすすめ本を紹介します。
自分を思いやるメリットや自分を愛することがなぜ必要かを学べます。
『セルフ・コンパッション』
おすすめ本一冊目。
クリスティン・ネフ著『セルフ・コンパッション』です。
私はこの本を読んで、ささいなことでも自分は傷ついていたんだなと気づかされました。
人は困難なときやつらいときこそ安心や理解を求めていて、それを人に期待するのではなく自分自身で与えてあげることが大切。
それこそが真の癒しなのだと学びました。
本書は以下のようなこんな方におすすめです。
- どうしたら自分を思いやることができるのか
- 思いやりと甘えの違いとはなにか
- 自分に優しくしすぎてダメ人間にならないのか
- 具体的な方法を教えてほしい
『ライフヒーリング』
おすすめ本二冊目。
ルイーズ・L・ヘイ著『ライフヒーリング』です。
この本からは自分の愛し方とありのままの自分を受け入れる方法を知りました。
そして、過去を手放すことでいまが楽になっていくことも大きな学びでした。
許すことは手放すことだと書かれています。
本書は以下のようなこんな方におすすめです。
- 自分や他人を許せなくてつらい
- 過去に執着してしまう
- どうしたら自分を愛せるのか
- 自分を受け入れるにはどうしたらいいのか
- 身体の調子がよくない
まとめ
本記事では、劣等感の強いHSPが自分を思いやる3ステップをご紹介しました。
結論としては、自己評価しないことです。
自分を思いやるメリットは、困難なときやつらいときの苦しみを和らげることができる点です。
つらいときに自分が傷つくようなことをしているともっとつらくなってしまいます。
それに自分を責めてもいいことは何もないように思います。
いつでも未来がプラスになる考え方をすると、楽になります。
ではまた。
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