慢性的な体調不良に悩んでいた頃、アートに癒された話。

HSP


なんだかこの絵をみているとホッとする。

心が和む、癒される、不思議と明るい気持ちになれる。

たった一つの絵で気分や心が変わることがあります。

絵にはそんな不思議な力があるんですよね。

とくに体調面で不安なとき、つらいときにアートに救われることもあります。

今回は私が絵をみて心底癒されたときの話をしてみようと思います。




身体の不調は心の不安に


身体の調子がわるいと心もどんよりしたり不安になったりしますよね。

私は学生時代に慢性的なおなかの不調に悩むようになってから心も落ち込みがちで不安ばかりの日々を送っていました。

心と身体はつながっているんですよね。

どちらかが不調だといい気分になることはなかなかむずかしいものです。

それでも身体がしんどいとき、心だけは明るくいたいもの。

そんなとき昔から心惹かれていたアートの存在は大きいと感じました。



絵をみて心底ホッとした

学生のころ、突然おなかがいたくなり保健室で休むことがよくありました。


その当時はいつ起こるかわからないおなかのいたみに不安や心配ばかりしていました。

原因もよくわからず精神的に参ってしまっていました。

(数年たってからIBSといわれる病気なんだと知りました)


そんなとき、保健室にいくとなんだか愉快な動物の絵が飾ってありました。

とても楽しそうで和やかな動物たちの雰囲気が気持ちを安心させてくれました。

私はこのとき、心細さや不安がスーと和らいでいくのを感じました。

昔から絵が好きだったこともあるのかもしれません。

でも、絵でこんなに癒されたのは初めての体験でした。




病院にアートをつくる体験

大学生になり美術系の学校に通っていました。

そこで病院にアートをつくる体験をしました。

保健室の絵のことがあったので人の心にプラスのものを与えるアートってどんなものか気になっていたんですね。

病院内にアートを施すことをホスピタルアートというのだそうです。

私がその体験から学んだことは、「アートは不安を和らげ、心を明るくする力がある」ということ。

たしかに何もない無機質な空間よりパステル調の絵やイラストがある空間のほうがやすらぐ気がします。





アートは言葉がなくても感じられる


絵が好きな人、アートに興味のある人はそんなに多くないかもしれません。

でも言葉をかわさなくても視界に入るだけでなんだか心が和む。

そんな静かな感覚の世界がアートにはあるのだと思います。



落ち込んでいるとき、つらいときに言葉よりも心のよりどころになる何かが必要だったりします。


メンタルが不安定な時期はときに言葉は強すぎたりしますが、そっと優しく寄り添ってくれる絵があると心は救われたりします。





絵を描いてどうしたいのか


私は昔から絵を描くことがすきでした。

でも、絵を描いて満足してそれでおわりといったことがほとんどでした。


保健室で絵を見てホッとしたこと、ホスピタルアートのことがあってから自分は絵を描いてどうしたいのかという問いが生まれました。


自問してみると、ただ絵を通して「だれかの心に安らぎや癒しを届けたい」という思いがあることに気づきました。

癒しというと漠然としていますが、私にとってそれは心を落ち着ける時間そのものかもしれません。

心が揺れやすく、動揺しやすい、緊張しやすい、そんな私はいつも癒しを求めていました。

常に頑張り続けることはできないものです。

どこかで休むことが必要だし、自分も絵を描いてみてくれた人が安らぎを感じてくれたらうれしい。

そんな気持ちになってから絵を描く意味や理由みたいなものが見えてきました。




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