ストレスを溜めやすい「べき思考」を解放するには?

HSP


○○すべき、○○しないといけない

そう考えてプレッシャーを感じている人へ。

真面目で責任感のある人ほど「べき」を使うことが多いのかもしれません。

自分のすべきことをしっかり認識できることはとても素晴らしいこと。

でも、なかなか気を抜けなかったり、心がいつも窮屈な感じがしたりするとストレスもたまりやすくなります。

そこで今回は、自分にプレッシャーをかけてしまう「べき思考」の手放し方についてお話していきたいと思います。



しなければならないと考えるとしんどくなる理由


「~しなければ」と考える習慣のある人は、やるべきことが多くなるほどしんどくなってしまうかもしれません。


それは自分の中でもう「すべきこと」だからです。


しないという選択がないので、焦る気持ちや不安感が生まれたりもします。


それが自分を追い詰めてしまうことにもなりかねない。


本当は人生でしなければならないことは意外と少ないんですよね。



お金を稼がないといけない。

結婚しなければいけない。

周りの人と仲良くしなければいけない。

挨拶しないといけない。


など人によってさまざまですが自分を縛るものが多ければそれだけストレスも大きく、生きづらさにもつながると思います。


人生の中にすべきことばかりよりも「やってみたいこと」や「おもしろそうだ」と思うことのほうが心地よく豊かで優しい生き方になるのではないかと感じます。






ストレスが溜まりやすい「べき思考」を解放するコツ


ここからは、ストレスが溜まりやすい「べき思考」を解放するコツを紹介します。




べき思考を解放するコツ
  1. 自分の思い込みに気づく
  2. 本当にそうかな?と問いかけてみる
  3. そうなってもいいと許可する
  4. ほんの少しだけ手を抜いてみる
  5. 自分にとってどうでもいいことは手放す








①自分の思い込みに気づく



やるべきことというのはただ自分が思い込んでいるだけかもしれません。


これは自分のやるべきことだという判断はどのように決まるのでしょうか。



自分の中にある「すべきこと」は本当にしないといけないことなのか。

ここを一度疑ってみるといいと思います。


なぜなら、意外と自分がしなくても問題ないものもあるからです。


思い込みというのは無意識だったりするので、本当にそうかな?と疑問に思ってみるだけで新しい発見があるものです。





②本当にそうかな?と問いかけてみる



1つ目の「自分の思い込みに気づく」という部分と重なりますが、

「~すべき」と思ったときは「本当にそうかな?」と自問してみるといいですね。



周りの人と仲良くすべきと思ったら、本当に誰とでも仲良くしないといけないのかと問いかけてみます。


実際には一緒にいて心地いい人もいるし、あまり合わない人もいますよね。


すべての人と仲良くしようとするのはなかなかむずかしいし、そんな必要もないと気づいたりします。



私は人にきらわれることを恐れて本当は気乗りしない誘いを断れずにいました。

でも、気乗りしないのに行っても楽しくないし、相手もうれしくないとあとになって思いました。

断ることでお互いに心地よい時間が過ごせたりすることも多いんですよね。

なるべく嫌われたくはないけれど、全ての人に好かれることもできない。

それなら自分と相手にとっていい選択ができればいいのかなと思います。





③そうなってもいいと許可する


「べき思考」に縛られていると窮屈で不自由な感じがします。

でも、少しずつその縛りをゆるめてあげることはできると思います。


「~してはいけない、すべき」と思うことに許可を出してあげるのです。



例えば、

人に迷惑をかけてはいけない→迷惑をかけてもいい

もっとお金を稼がないといけない→そんなに稼がなくてもいい

失敗してはいけない→失敗しても大丈夫

こんなふうに自分にオッケーを出してみます。

少し気持ちが軽くなったりしませんか。

自分を受け入れられない、自分にきびしい人は小さなことからOKを出してあげるとラクになると思います。







④ほんの少しだけ手を抜いてみる


しないければいけないことが多いと日常生活を送るだけでも大変ですよね。

そこでおすすめなのが「ほんの少しだけ手を抜いてみること」です。



例えば、

  • 自分ですべてやらずに人に頼ってみる。
  • 完璧にしようと思わず完成度60%くらいでOKにする。
  • 頻度を減らしたり、量を減らしてみる。
  • 便利な道具を使ってラクをする。

こんな感じで自分にかかる負担を減らす工夫をしてみます。

どうしたらもっとラクすることができるかという視点が役立つと思います。






⑤自分にとってどうでもいいことは手放す


やるべきことの中に自分にとってどうでもいいものはありませんか。


自分の価値観に合わないもの、あまり意味を感じないのに「すべき」ことと捉えていることがあるかもしれません。



私の場合は、正社員で働くことでした。

両親から「アルバイトはダメだ。きちんと就職するほうがいい」と言われていたので自分もそうだよねと思っていました。

しかし、実際に就職してみると毎日フルタイムで働くことはしんどいし、どうしても馴染めない自分がいました。

本当は自分の好きなことをして自分に合った働き方をしたいと内心では思っていました。

正社員以外で幸せに働いている人の話を読んだりする中で「こんなふうに働くこともできるんだ」と新しい視点を得ることができ、正社員でないとダメという思い込みが解かれたのかもしれません。


そこで自分がいつまでも「正社員で働く」ことにこだわっていたらきっととても苦しいままだったでしょう。

自分にとって重要ではないことはどんどん手放してあげることが大切です。





まとめ

今回は、ストレスを溜めやすい「べき思考」を解放するコツについて紹介しました。

~すべきと思うことは思い込みも隠れているのでなかなか手放すことがむずかしいかもしれません。

でも、思い込みに気づくことができれば考え方はどんどん変わっていくと思います。

ぜひ試してみてください。




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