【保存版】アクリル画初心者におすすめの支持体3選【紙・キャンバス・木製パネルの特徴】

絵づくり


まゆ
まゆ

こんにちは、繊細な心の絵描き、まゆ(@mayu_artgram)です。


「アクリル画を始めたいけど、どんなものに描けばいいんだろう?」

そんなふうに迷ったことはありませんか。

私も最初は、紙やキャンバス、木製パネルの違いがよく分からなくて、いろいろ試しながら描いていました。

実は、選ぶものによって絵の雰囲気や描き心地はぐっと変わります。

それぞれにいいところがあるので、自分にぴったりなものを見つけられるように、ここで特徴と選び方をご紹介しますね。

アクリル絵具に合う支持体3種類の特徴と選び方

10㎝×10㎝のミニサイズキャンバスに描いた作品。


アクリル絵具は、さまざまな支持体に描けるのが魅力です。

紙はもちろん、ガラス、布、木、石などにも描くことができます。

とくに絵画制作によく使われるのが、紙・キャンバス・木製パネル の3種類。

私自身もアクリル絵具で絵を描くときはこのうちのどれかを使っています。

  • :気軽に描きやすい、練習や小作品にもおすすめ
  • キャンバス:高級感が出やすく、作品として飾りやすい
  • 木製パネル:丈夫で長持ち。側面まで描けば額装なしで展示や販売も可能


それぞれ描き心地や仕上がり、額装方法なども変わってくるので自分に合うものを試してみるのも楽しいと思います。


どの支持体を選ぶかは「どんな作品を描きたいか」「販売をするかどうか」という視点で選んでみるといいかもしれません。



1. アクリル絵具におすすめの紙|気軽に試せてコスパ抜群



ココミ
ココミ

あまりお金をかけずに気軽に描いてみたい~

そんなときは、まずはがおすすめです。

理由はなんといっても 安くて気軽に使える こと。

特に画材店で販売されているような「厚手の水彩紙」は絵具との相性がよく、高品質なのでおすすめです。

私がふだん使っているのは「ホワイトワトソン紙」という水彩紙です。

▲ホワイトワトソン紙は「笹部洋画材料店」さんの通販で買うとお手頃価格で購入できます。

以前は、厚口190gを使っていましたが、もう少し厚みがあったほうがいいかもと思い、新しく超特厚口300gのロールタイプを買ってみました。

※たくさん枚数を描くならロール状のものがコスパもいいのでおすすめです

しっかりした厚みがあるものだと高級感も出やすいです。


コピー用紙のような薄い紙だと破れやすく水分で波打ってしまうので避けた方がいいかなと思います。


紙に描く場合でも、木製パネルに水張りしてから描くととても描きやすいし、波打つ心配もなくなるのでおすすめです。

水張りの方法については「YouTube動画」などで検索してみるとわかりやすいですよ~


▼気軽に試せるポストカードサイズも。


▼水張り不要のブロックタイプ。ブロック状で波打ちに強く、描き終えたら1枚ずつ剥がしていくタイプです。





2. アクリル画の定番!キャンバスの魅力と使い方



ココミ
ココミ

絵画作品みたいな感じに仕上げたいな~

そんな方には、キャンバスがおすすめです。


絵具をのせる前に、ジェッソ(下地)を塗っておくとアクリル絵具の発色がよくなり、絵具の定着もよくなるのでおすすめです。

また、キャンバスはそのまま壁に飾れるのも大きなメリット。

私はアクリル画を始めたとき、ダイソーでF3キャンバスを買ってきて描いていました。

小さすぎるのも大きすぎるのもむずかしいので、はじめはF3やF6くらいの中サイズ を選ぶと、描きやすいかなと思います。

キャンバスは、裏にホチキス止めしてあるタイプだと側面も描けるので、額なしで見栄えもよくなります。


▼「F3キャンバス」小さすぎずちょうどいいサイズ感。


▼「F6キャンバス」大きすぎず机の上でも描きやすい。




3. 丈夫で長持ち|木製パネルの特徴とおすすめの使い方


ココミ
ココミ

額装なしで飾れて、細かく描けて、丈夫なものがいい~

そんな方には、木製パネルがおすすめです。

紙やキャンバスに比べて、耐久性がとても高いのが特徴。

またシナベニヤパネルならアクの心配もほとんどなく、表面がなめらかなので細かい繊細な絵を描く人に向いています。

私の場合、側面まで描きたい作品や、側面を見せる額装をしたいときに木製パネルに描くことが多いです。

この絵はパネルに直接描いています。BOX額(厚みのある額)に入れると、こんな感じに側面まで見せることができます。


パネルなので厚みもあり、額装なしで飾っても十分に存在感があるので絵画としてしっかりした作品をつくりたい方にはぜひおすすめです。

描き方は、まずジェッソを下地として塗って乾いたら上からアクリル絵具で描く

または、パネルに水張りして紙に描くこともできます。


この方法なら完成したあと、パネルから外して紙だけにすることもできるし、額装のバリエーションなども広がるので便利です。


▼「シナベニヤパネル」アクの心配がほとんどないパネルなので安心。



▼「下地に塗るジェッソ」アクリル絵具と混ぜて色付きの下地にすることもできます。



まとめ:自分に合った支持体でアクリル画をもっと楽しもう

アクリル画の支持体には「紙・キャンバス・木製パネル」と3つの定番があります。

  • 紙は 気軽でコスパ良く、練習にも最適
  • キャンバスは 高級感も出て、そのまま飾れる
  • 木製パネルは 丈夫で長持ち、細かい描写向き

私自身も、描きたいイメージや用途によって支持体を選び分けることで、アクリル画の楽しさが広がりました。

まずは紙で気軽に描いてみて、次にキャンバスや木製パネルに挑戦してみる。そうやって少しずつステップアップしていけば、あなたにとって「一番描きやすい支持体」が見つかるはずです。

アクリル画の世界は自由で楽しいもの。ぜひ、自分のスタイルに合った支持体を選んで、心地よい創作時間を楽しんでくださいね。

コメント