人の気持ちに寄り添うことは大切だけど、なんだか疲れてしまう。
共感しすぎてつらいときがある。
そんな方に向けて。
こんにちは、まゆです。
今回は、「人に共感しすぎて疲れる時の対策」についてお話していこうと思います。
敏感で繊細な人は、人の気持ちを自分事のように感じられることが多いのではないでしょうか。
話を聴いていると自分もそう感じたり、自分の意見が相手によってコロコロ変わっていったり。
共感力の高い人は、相手の気持ちに寄り添うことができます。
でも、共感しすぎることで自分で自分のことがわからなくなったり、しんどくなることもあります。
そこで本記事では、私がふだん心がけていることを紹介します。
人に共感しすぎて疲れるときの対策4選
人に共感しすぎてしんどい、疲れる。
こんなときの対策を紹介します。
それが以下の4つです。
①相手と自分の間に境界線を引く
相手と自分の間に境界線を引くこと。
これがとても大事です。
境界線を引くことで自分の領域と相手の領域をしっかり分けることができます。
こうすることで、「これは相手の意見。これは自分の意見」とそれぞれの思いを認識しやすくなります。
人に共感できる力は素晴らしいものですが、相手の感情が自分の中に入り込んできてとても疲れる。
こんなことにもなりかねません。
それが精神的な疲れやつらさにもつながると思います。
なので、相手と自分の間にはしっかり線を引くこと。
そうすれば自分を見失わずに済みますし、相手の話を余裕を持って聞くこともできると思います。
②時間を決める
最初に時間を決めて長々と話しすぎないことも大切です。
共感力の高い人は人の話をずっと聞いていると疲れてきてしまうものです。
感受性豊かな人にとって、人の話を適当に受け流すというようなことはなかなかできないものです。
相手との関係を良好に保つためにも、時間を決めておくといいですね。
例えば1時間だけカフェで話すとかですね。
時間を限定することで話に集中することができます。
③対面ではなく文面でやりとりする
話をするときに、必ずしも会って話さないといけないわけではないと思います。
電話や対面だとより感情を感じとることかできますが、その分神経を使うので疲れやすくなります。
その場合、メールやLINEなどを使うのもいいのではないかなと個人的には思っています。
文章の方が話しやすいこともありますし、相手の声のトーンや表情などを気にせず内容だけを頭に入れてやりとりをする方が心地よく話せたりします。
④ネガティブな話をしすぎない
ネガティブな話が多いと気持ちが暗くなってしまったり、メンタルが落ち込みやすくなります。
言葉への感受性が強い人は言葉の影響も受けやすくなります。
なので、気持ちが沈むような話はなるべくしないほうが自分にとってもいいのではないかと思います。
例えば、愚痴や悪口などは人に話さないようにする、という感じですね。
といっても弱音を吐いてはいけないということではありません。
気持ちを吐き出すことは心にもいいことなので、無理に抑えないことも大切です。
紙に書くだけでもスッキリするものです。
他者と自分の領域を分けるには?
相手に共感しすぎてしんどいときは、他者と自分の領域を分けることが大切です。
では、どうしたらいいのでしょうか。
ちょっとむずかしい部分ですよね。
いろいろな方法があると思いますが、私がふだん意識しているのは以下の3つです。
①意見や考えに主語をつける
人と話していると「これは相手の考え?それとも自分?」とどちらの意見や考えなのかわからなくなってくることはないでしょうか。
また、話を聴いていてなんとなく気分が沈んでくるということもあると思います。
そんなときに試してみてほしいことが「主語をつけること」です。
例えば、
- あなたは○○と思っているんですね。
- 私は○○と感じる。
というような感じです。
これは心の中でつぶやくイメージですね。
主語をつけることで相手の意見と自分の意見をしっかり区別することができます。
それによって「これは相手の考えだから相手の領域だね。あまり踏み込みすぎないようにしよう」と、必要以上に共感してしんどくなることも避けられると思います。
また、相手の領域には立ち入りすぎないことで相手を尊重することにもつながるとのではと感じます。
②相手と自分の間に透明の壁をイメージする
話していると相手の感情がどんどん自分に入り込んできて心がしんどくなる。
共感力の高い人はそんな感覚があるかもしれません。
そんなときは、相手と自分の間に透明な壁をイメージしてみるといいですね。
こうすることで自分と相手は全く別の人間だと認識しやすくなります。
透明な壁であれば相手を見ることができますし、感情や言葉などから自分を守ることもできます。
あくまでも頭の中のイメージですが、心理的な効果はあると思ってます。
③これは誰の課題なのかと自問する
悩み相談を聴いていると、つい余計なことを言ってしまいそうになるときがあります。
余計な口出しをしそうになったり、相手の領域に踏み込みそうになったときに意識していることが「誰の課題なのか」を問いかけることです。
相手の悩みは相手の課題で相手のもの。
だから必要以上に踏み込まないようにしよう。
とこんな感じです。
でも、そもそも誰の課題なのかわからない、、というときには「最終的にその結果を引き受けるのはだれか」と自問してみるとわかりやすいかもしれません。
これはアドラー心理学の『嫌われる勇気』という本から学びました。
課題の分離について詳しく知りたい方はぜひ手に取ってみてください。
まとめ
今回は、人に共感しすぎて疲れる時の対策を紹介しました。
共感できる力は人との関係を深めたり、良好な関係を保つためにも大切な要素です。
自分自身がつらくならないためにも、対策をしながら人とのつながりも大切にしていくと人生も豊かになって生きやすくなる。
そんなふうに思います。
何か参考になることがあればうれしいです。
ではまた。
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