
こんにちは、繊細な心の絵描きまゆ(@mayu_artgram)です。
日々の生活に疲れたとき、ふと目に入った一枚の絵に心がほっとすることはありませんか?
とくに「空想の世界」を描いた絵には、どこかやすらぐ要素があったりします。
私の描く絵にも、よく小人や動物が登場しますが、月に乗って旅をするという空想的な場面も多く描いています。
現実にはないけれど、こんな景色もあったら。。
空想絵画には、一度現実から離れて、自由に想像を楽しめる心の休息のような要因もあるのかもしれません。
この記事では、「絵画」と「空想」が組み合わさることで、どのように心に寄り添い、癒しの効果をもたらすのかを、心理的な視点も交えてご紹介します。
空想絵画とは?|現実ではない世界が描かれたアートの特徴

空想絵画とは、現実にはない「夢のような世界」を描いたアートのことです。
お月さまに乗る王子さま、小人がすむ森、空をとぶ犬たち。そんなふしぎでやさしい世界が、キャンバスの中に広がっています。
このような絵には、「正しさ」や「正確さ」は必要なく、色づかいもどこか安らぎを感じることも多いのです。
たとえば、暗い夜の中に家々の明かりがポッと灯る様子にどこかホッとします。
見ているだけで、心がそっとゆるむような感覚になったりします。
空想絵画は、「心がやすらぐ場所」をそっとつくってくれるアートなのかもしれません。
なぜ心が癒されるのか?|空想絵画がもたらす心理的作用

空想絵画には、なぜか心がふわっと軽くなるような、不思議な力があります。
それは、「今ここにあるストレス」から、そっと気持ちを話してくれるからです。
私たちは、ニュース、SNS、忙しい日々…。
いろんなことで、いつのまにか心が疲れてしまいがち。
そんなとき、空想絵画を見ていると、まるでちがう世界に入りこめるような気がしませんか。
ボーっと眺めていると、日常の「やるべきこと」や「義務感」などの縛りや思い込みがふと、ゆるんできたりします。
もうひとつの理由は、「自分の気持ちと向き合いやすくなること」です。
空想の世界だからこそ、見る人は思いのままに自分の気持ちを重ねることができます。
たとえば、絵の中の犬が自分の気持ちを代わりに表してくれているように感じることも…
こうした絵には、「投影」や「心の休息」といった心理的な作用があります。
それが、ストレスを減らしたり、不安を和らげたりするやさしいチカラになるのです。
色やモチーフが与えるやさしい効果|見るだけで心が軽くなる理由

空想絵画を見ていると、なんだか心があたたかくなってくる。
その理由のひとつが、「色」と「絵に出てくるモチーフ」にあります。
まず色について。
パステルカラーや、やわらかいピンク・オレンジ・青など、こころがホッとする色がたくさん使われています。
こうした色には、「リラックス」や「安心」を感じさせる心理的なはたらきがあるといわれています。
つぎに、絵の中に出てくるモチーフたち。
小さな動物、ふしぎな小人、丸いおつきさま、森でのお茶会…。
どれも、かわいくて、どこか懐かしいものばかりです。
これらのモチーフは、見る人の中にある「やさしい気持ち」をそっと呼び覚ましてくれます。
まるで、子どものころに読んだ絵本の1ページを思い出すような。
空想絵画は、色とモチーフの力で「気持ちを整えてくれるアート」でもあるのかもしれません。
空想絵画とHSP気質|繊細な人にこそ響くアートの魅力

「人の気持ちにすぐ気づく」「音やにおいに敏感」「ちょっとしたことが気になってしまう」
そんなふうに感じることはありませんか?
それは、HSPという気質かもしれません。
HSPとは、とても感受性が豊かで、繊細な心をもつ人のこと。
HSPの人は、日々の暮らしの中で、知らず知らずのうちに心が疲れてしまうことがあります。
でも、そんなときに空想絵画を見ると、まるで「こころの避難所」に入ったような気持ちになれるのです。
ふんわりした色、やさしいタッチ、かわいい動物や小人たち…。
そこには、だれにもじゃまされない「しずかな世界」があります。
HSPの人は、芸術や絵にとても深く感動しやすいとも言われています。
だからこそ、空想絵画の中にある小さなストーリーやあたたかさを、人いちばい感じとることができるのです。
暮らしの中に空想絵画をとり入れる|おすすめの飾り方と楽しみ方

空想絵画は、「見て楽しい」だけでなく、暮らしにそっと寄りそうアートです。
では、どこにどう飾ると、より心地よく楽しめるのでしょうか?
いちばんのおすすめは、自分がいちばんリラックスできる場所に飾ること。
たとえば、ベッドのそば、読書をするイスのとなり、朝お茶を飲むテーブルの上など。
そんな場所に、やさしい空想の世界があると、心がすーっと落ちつきます。
それから、季節ごとに絵を入れかえてみるのも素敵な飾り方。
春にはお花の精、夏には星とおつきさま、秋には森の紅葉、冬には犬たちのティータイム…。
空想絵画はストーリーがあるので、季節の空気ともよく合います。
もうひとつの楽しみ方は、小さな絵をいくつか並べて、絵本のように飾ること。
お話のつづきが見えてくるようで、見ているだけでワクワクしそうですね。
空想絵画は、日々のくらしの中に、小さな「やすらぎの時間」を届けてくれます。
まとめ:空想絵画がくれる、やさしさと安心を暮らしに
空想絵画は、心に寄り添うやさしいアート。
豊かな色合い、かわいらしいモチーフ、そしてどこか懐かしいストーリー。
それらは、ストレスの多い毎日に深呼吸する時間をくれます。
とくに、感受性が豊かで、まわりの空気に気づきやすい人ほど、このやわらかな世界のぬくもりを強く感じられるかもしれません。
HSP気質の方にとっても、空想絵画はまるでこころの避難所のような存在になるはずです。
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