
こんにちは、繊細な心の絵描き、まゆ(@mayu_artgram)です。
今回ご紹介するのは、夜空の下を歩くゾウ・ミーナを描いたアクリル画です。
深い群青の夜空に星屑の散歩道を歩くミーナはどこか心を落ち着かせてくれる、そんな存在です。
制作でのこだわりや絵を通して見る人に届けたいことなどをお話したいと思います。
作品紹介 ― 夜空に漂う静かな散歩

- タイトル:ミーナと星空
- 制作年:2025年
- サイズ:B5(182×257㎜)
- 画材:アクリル絵具、コラージュ
- 制作時間:約3週間
この作品は、プラチナアート大賞展(公募展)にて努力賞をいただきました。
今回ご紹介する作品は、『ミーナと星空』。
夜空の下をゆっくり歩くゾウ・ミーナを描いたアクリル画です。
深い群青の夜空に浮かぶお月さま、静けさが漂う散歩道のなか、星屑のようなキラキラしたものが道を照らしてくれる。
ミーナは、丸みのある穏やかなフォルムのゾウ。
ゆったりとした足取りで夜の空間を散歩しています。
そっと月を見上げると、あたたかく優しい気持ちになれる、そんな場面を描きました。
夜の静けさ、心地よさ、そして安心感。
この絵は、日常の喧騒から離れ、心を落ち着けるひとときを届けてくれます。
制作の裏側 ― ミーナが生まれたきっかけ
この作品を描こうと思ったのは、『ゾウと月』という同じような星空とゾウの絵を描いたことがきっかけでした。

こちらのゾウは、ライムという男の子です。
星屑を集めて研究している、そんな学者のようなゾウなのです。
この作品は展示会などでいろんな方にうれしいご感想をいただくことがあり、同じような構図で別の絵を描いてみようと思い生まれたのが、『ミーナと星空』です。
ミーナは女の子でライムのガールフレンドでもあります。
ミーナはライムの星屑研究に興味をもち、自分でも夜の散歩を楽しむようになりました。
モチーフとしてのゾウさんは、丸みのあるフォルムにどこかおだやかな安心感があります。
動物の中でも私はゾウという生き物がすきです。
身体は大きくて力も強そうだけれど、とても優しい、そんな印象があるのですよね。
ふだん日常を送っていると、しばらく夜空を見ていないとか、日々いろんなことに気持ちが向いて心を休めることがむずかしかったりします。
この絵はそんな夜の静けさ、ボーっとする時間、心の休息を感じてもらえたらうれしいなという気持ちで描きました。
作品に込めた想い
この絵に込めたのは、「心地いい夜のやすらぎ」です。
夜空の静けさや星のきらめきは、誰にとっても心をやさしく包み込む存在。
そしてゾウ・ミーナが歩く風景は現実世界というよりもどこかメルヘンでファンタジーな雰囲気を感じます。
これからどこに向かっているのか、この子はどんな子なのか、自由に想像できるような作品にしています。
日常から離れてただ静かに夜空に浸る、そんなやすらぎを届けたいと思いました。
おわりに
夜空を歩くゾウ・ミーナは、ただの動物ではなく、心を癒す存在として描きました。
星降る夜の道を一緒に歩くことで、日常から少し離れた穏やかな時間を楽しんでもらえたらと思います。
ぜひ、作品を通して夜の静けさや心地よさを感じてみてください。
▼展示会のお知らせは、こちらのページにてご案内しております。ぜひご覧くださいませ。
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