便秘を改善するにはどうすればいいのか。
できるだけ薬に頼りたくない。
そんな方に向けて。
便秘は体質ともいわれています。
食事、生活習慣、ストレスなどさまざまな要因があり自力で改善するのはむずかしい部分もありますよね。
私自身、物心ついたころから便秘がちで胃腸が敏感でした。
10代でIBS(過敏性腸症候群)になり、おなかの不調と向き合うことになります。
病院にも通いましたが、薬を飲む以外での対策はむずかしく毎日のように薬を飲み続ける生活に不安を感じていました。
自分の身体のことなのに何も知らないな。。
そう思ってから健康関連の本を読むようになり、腸の知識を集めるようになりました。
健康について学ぶ中でできそうなことから試していくと少しずつですが体調がよくなっていきました。
そこで本記事では、できるだけ薬に頼らずできる便秘解消法を紹介します。
何か参考になればうれしいです。
薬に頼らずお通じをよくするためにしたこと
ここからは、薬に頼らずにお通じをよくするためにしたことを紹介します。
個人的にやっていてよかったと感じたものだけのせております。
①ビタミンC粉末サプリを摂取する
便秘にビタミンCがいいの?
最初はそんな疑問をもっていました。
ですが、ビタミンCには保水性があり、便をやわらかくしてくれる効果があるのです。
なので便秘改善につながりやすいです。
ビタミンC粉末サプリを摂るようになったのは、ビタミンCフラッシュというものを実践したことがきっかけでした。
ビタミンCフラッシュとは、ビタミンCを過剰摂取することで毒素の排出を促すもので、自分の身体にとって最大許容量を調べるための方法でもあります。
なのでビタミンCフラッシュを行うことで自分にはどのくらいのビタミンCが必要なのかを知る手掛かりになります。
ビタミンCは多めにとったときの副作用は、下痢やガスが溜まるくらいなので大きな心配はないようですが、持病や不調などで病院に通院されている方や不安な方はお医者様にご相談の上、OKが出た場合に実践してください。
私はビタミンC粉末サプリを一日10gから20gほど摂るようにしています。
便秘がひどいときは一日20gから35gほど摂ることもあります。
便秘薬と違いおなかが痛くなりにくく、身体にとって必要なビタミンがいきわたるので続けています。
②ひまし油湿布をする
ひまし油湿布は、ひまし油を用いた毒素排出を促す湿布療法です。
ひまし油を染み込ませたフランネルを右脇腹に当てて、その上から温熱ヒーターを巻いて一時間ほど横になって休むというものです。
薬を一切使わずにじんわり身体を癒すことができるので定期的に行うと身体もいい状態になっていくのではないかと思います。
エドガーケイシーの本を読んでみると詳しく書かれているので、おすすめです。
最初は道具や準備が必要だったりするのでハードルが高く感じていました。
実際に必要なものをそろえても続かなかったりしたんですよね。
でも、正しい方法ではないけれど、自分がまずは続けられる方法を試してみました。
本当はひまし油をフランネルに染み込ませるのですが、私はまず継続することを大切にしたいと思ったので少し手軽にできることから始めていきました。
ひまし油を右脇腹やおなかにたっぷり塗ってその上からフランネルを当ててバスタオルを巻き、温熱ヒーターを巻く。
それで30分から1時間くらい横になる。という感じにしました。
それでも身体は気持ちよくじんわり温まり、便通も良くなったのをこの方法でも効果はあるのかな感じたのです。
なのでまずは完璧を目指すよりも気軽に試してみることが大事なのかもしれません。
③良質なオイルをたっぷりとる
オイルというと太る、身体にわるい、こんなイメージを持っていました。
でも、それは身体によくないオイルの話です。
毎日摂るオイルを亜麻仁油、オリーブオイル、ココナッツオイルのようなを良質なものに変えてからお通じがよくなっていくのを感じました。
質のいいものを選ぶポイントがそれぞれあるのでその点を満たすものを選ぶことが大切なようです。
せっかく毎日摂っていても身体の中でいい作用をしていないともったいないですよね。
オイルは料理にかけたり、スープにかけたりして摂っています。
腸にいいといわれているスパイスカレーにオリーブオイルやココナッツオイルをかけていただくと便通がよくなるという発見もありました。
そんな感じで使ったりしています。
④毎朝腸マッサージをする
朝起きたら、腸マッサージをするようにしています。
といっても、腸を揺らすようにもみほぐす感じで刺激するくらいです。
腸マッサージをする主な理由は
- 腸の動きをよくすること
- 温めること
- おなかの状態を確認すること
この3つですね。
便秘になりやすい人は腸がねじれていたり、おなかが冷えていることが多いそう。
なので腸マッサージをすることで改善されやすくなると思います。
たまにココナッツオイルをおなかに塗ってマッサージするのもおすすめです。
滑りがよくなり、肌と腸の両方を癒してくれるのでリラックス効果もあります。
⑤日常的に寒天を摂る
寒天は便秘にいいとよく聞きますよね。
私はほぼ毎日寒天を摂るようになってから、かなりお通じもよくなりました。
寒天は手軽に食物繊維が摂れるので腸内環境を整えることができます。
具体的には、粉寒天で寒天ゼリーをつくったり、野菜を入れてスープにしたりして取り入れています。
⑥1日1回整腸剤をのむ
整腸剤は薬というよりサプリメント感覚で飲んでいいと知り、毎日飲むようになりました。
説明書には一日三回服用とありますが、続けることが大切なので一日一回でいいそうです。
いい菌を摂ることで腸内環境がよくなり、便通が改善されやすくなると思います。
私は毎日飲むようになってから頻繁に起こっていた腹痛がかなり減りました。
たぶん整腸剤のおかげなのかなと感じています。
⑦精製糖質は控えめにする
白米、小麦、白砂糖はできるだけ控えめにするようにしています。
これらはカンジダ菌のエサになり、とくに小麦グルテンは腸の炎症になりさまざまな不調の原因になりやすいため避けた方がいいそうです。
私は脂質多め、糖質控えめの食事を意識するようになってからおなかが整いやすくなった実感があります。
もしかしたら精製糖質を摂りすぎていておなかの調子がよくなかったのかもしれません。
食事内容はそのまま腸に影響するので実験感覚で試してみて様子をみることも大切なんだと思います。
⑧グルテンフリーの食事
グルテンは小麦粉に水を加えてこねることでできるもので、小麦製品は美味しいものが多いのですが腸の炎症につながり、便秘や下痢などの不調になりやすいといわれています。
私は子供のころからパンが大好きで毎日のように食べていました。
でも、昔から本当に便秘がひどかった。
そのころは何をしても改善しなかったので、最終的に便秘薬に頼っていました。
でも、小麦がひどい便秘の原因かも、、と知り、グルテンフリー生活を始めることになります。
低FODMAP食事法では、小麦は高フォドマップに分類されるので腸が敏感な人はとくに避けるようにしたほうがいいと思います。
関連記事:20代女の私が腸のケアを始めて変わったこと【メンタルと体調】
⑨乳製品、肉、砂糖を減らす
乳製品と砂糖は腸の炎症を起こしやすいそうです。
また肉類はどうしても消化に負担がかかります。
もともと胃腸が弱い人は、タンパク質は肉メインで摂るよりも魚や卵などで補ってあげるほうがいいかもしれません。
どんなに栄養があるものでもそれを消化吸収できなければ体内で毒になってしまうこともあります。
それはもったいないことなので、自分の消化力に合った量を食べることが大切です。
⑩メンタルを整える
便秘は食事内容はもちろんですが、心理的な要素もあると思います。
心配事や悩みがあればおなかの調子も沈みがち。
なのでメンタルと整えることやふだんから前向きな考え方をすることも大切です。
便秘がひどいと身体の中に毒素が溜まりやすくなり、イライラしたりメンタルが不安的になりがちです。
お腹の調子がわるいのに明るく前向きに過ごすのはなかなかむずかしいかもしれません。
なのでお腹のケアをしながら、身体にいい思考法をすることをおすすめします。
具体的には、アファメーションをすることです。
「私のおなかはどんどんよくなっています。」
「毎日快調でスッキリしています。」
そういう言葉を心の中で唱えるようにしてみてください。
不思議ですが本当に気持ちが前向きになります。
低FODMAP食の実践
IBSなどの慢性的なおなかの不調を感じている方は、低FODMAP食事法を試してみるといいかもしれません。
私はこの食事法を本で知りました。
実際に試して続けてみると、いつもの腹痛、便秘などがかなりラクになりました。
自分がふだん食べているものが不調の要因だったんだと気づきました。
身体にいいと思って食べ続けていても、それが体質に合っていないということは多いのかもしれない。
おなかにいいと思ってヨーグルトを毎日のように摂っていたけれど、高FODMAP食に分類されており、自分の身体には合っていなかったのかもなと感じました。
体質はそれぞれなので、摂ってみてカラダはどんな感じかを観察することが必要です。
まとめ
今回は、できるだけ薬に頼らずできる便秘解消法を紹介しました。
長年、便秘に悩み続けていましたが自分でできることもあります。
習慣をいいものに変える。
身体を観察し、どんな感じか意識を向ける。
本で知識を集める。
とても地道なことですが、自分の身体と向き合うことで新しい発見がありますし、それが健康にもつながると思います。
この記事から何か参考になる部分があればうれしいです。
ではまた。