
こんにちは、絵描きのまゆです。主にアクリル絵具で絵を描いています。
「こんな雰囲気の絵を描きたいな」「この色合い好きだな~」
自分好みの絵柄やスタイルはなんとなく見えてきたけど、まだ描きたい絵の世界観がぼやっとしていて思うように描けない。
こんな悩みを持つ絵描きさんは多いのではないかと思います。
私自身も、どんな世界を描きたいのかを探っているところです。
でも最近、少しずつ「こんな絵を描きたい」と思える世界が見えてきて、その分、絵を描くのがどんどん楽しくなってきたと感じています。
そこで今回は、何を描いたらいいかわからない方に向けてオリジナルな世界観を見つける方法をご紹介します。
自分だけの絵を描きたい、思うように絵が進まない方の参考になればうれしいです。
自分の好きな「世界観」を見つけるための3ステップ!

ここからは、自分の好きな絵の「世界観」を見つけるための3ステップをご紹介します。
- まずは自分の「好き」を集める
- 集めた「好き」から共通点を見つける
- 描きながら自分の世界観を深めていく
ステップ①まずは自分の「好き」を集める
自分の好きな世界観ってなんだろう。
描きたいものってどうしたら見つかるのか。
絵描きさんの中には「オリジナルな自分だけの絵を描きたい」と思われる方が多いのではないかと思います。

私も自分の絵の世界観をつくるためにいろいろと試しているところです。
まずは、自分の「好き」を集めることから始めていきます。
自分が好きな絵柄や色合い、モチーフなど世界観の元になるものを見つけることが大切です。
具体的には、以下の3つを試してみてください。
- ピンタレストやインスタで心惹かれる画像を集める
- 映画や本などで「好き」と感じるシーンをメモする
- 子どもの頃好きだったものを振り返る
この3つですね。
それぞれ深堀りしていきます。
ピンタレストやインスタグラムを見ながら自分が「好きだな、いいな」と感じる画像を集めてみてください。そのときにおすすめなのが「なぜいいなと思ったのか」をメモしておくこと。色合いが好きなのか、雰囲気がいいのか、モチーフに惹かれたのか。その部分を意識しながら集めることで自分の好みが見えてきます。
映画や本には引きこまれるような世界観があります。例えば、私も大好きな映画『ハリー・ポッター』はファンタジーの魔法世界がとても魅力的に描かれています。その中で心惹かれるシーンをメモしておくと自分がどんな世界に魅力を感じるのかが見えてきます。どんなキャラクターが好きか、どんな場所が印象に残っているのかを振り返りながら集めてみてください。
実は、自分が描きたいものの多くは子どもの頃に好きだったものが多いです。昔好きだったおもちゃ、絵本、映画、キャラクターなどを思い出してみましょう。こういったものが今の自分の絵にどうつながっているのか何か気づくことがあるかもしれません。
ステップ②集めた「好き」から共通点を見つける
ステップ①で心惹かれるもの「好き」なものを集めていくとある特徴が浮かび上がってきます。
それは「色使い」「雰囲気」「モチーフ」「時代設定」などさまざまな要素です。
この共通点を見つけることで、自分の描きたい世界観のヒントを得ることができます。
- 色使い
集めた画像やシーンの色使いに注目します。どんな色が多いでしょうか。暗めか、それとも明るめの色合い?何層も重ねたような深い色合いなのか、マットでシンプルな色面なのか。青い色などよく出てくる色もあるかもしれません。 - 雰囲気
集めたものの中には、洋風、和風、シック、空想など特定の雰囲気を持ったものが多くあるかもしれません。楽しそうだったり、心地よい雰囲気だったり。自分が見ていてリラックスでき、魅力的だと感じる雰囲気を見つけてみてください。 - モチーフやストーリー
絵を描くとき、どんなモチーフが好きですか。動物、街並み、風景、植物、模様や洋菓子などいろいろありますよね。自分が描きたい世界にはどんなストーリーがありそうですか。動物の中でもどんな動物がいいのか探ってみましょう。

ちなみに私の場合は、こんな感じになりました。
色合いは、ピンクやブルーの組み合わせ、赤と緑、真夜中のような深い藍色などが多かったです。
心地よさを感じる色合いやヨーロッパのカラフルな街並みを想像させるような配色などですね。
雰囲気は、絵本の中のようなファンタジーでどこか温かみのある優しい雰囲気。
動物たちが服を着ていたり、大きな鳥に乗っ小人が空を飛んでいる、そんなイメージ。
モチーフやストーリーは、動物や架空の生き物、少し見た目がユニークな小人たち、月や星などの神秘的なモチーフが多かったです。
風景の中に生き物がいるだけで画面が温かく感じられるので自分の中では何を描くにも生き物は必要なのかもと気づきました。
ステップ③描きながら自分の世界観を深めていく
つぎは、描きながら自分の世界観を形にしていきます。
集めたものをそのまま描くだけではなく、そこに自分ならではのアレンジを加えたり自分の得意なテイストを混ぜ込んでみます。
- 自分ならではのアレンジを加える
集めたアイディアを元に自分の得意な要素を取り入れてみるとオリジナルな絵になりやすいです。 - 憧れの世界と自分の得意を掛け合わせる
例えば、ファンタジーな世界観が好きな人はそこに自分の得意な色使いやタッチを加えることで、他の人にはないオリジナルの世界観が生まれます。 - ストーリー性を持たせる
単に風景を描くだけでなく、登場人物や動物がどんな物語を持っているのかを考えてみましょう。物語が加わるだけで絵に深みが生まれて見る人の心に残りやすくなります。
自分の世界観を育てるおすすめの習慣

絵の世界観は描きながら深めていくことが多いかと思います。
こんな雰囲気の絵を描きたいなと思っても、それを絵として表現するのはなかなかむずかしいものです。
そんなときは以下の方法を試してみてください。
自分の世界観を育てるおすすめの習慣
- 定期的に「好き」なものを見つける
時間が経つと好きなものや感じ方も変わります。定期的にピンタレストや本、映画などで新しいものに触れて「好きな要素」を集めてみる。 - 過去作品を振り返り、共通点を探す
今まで描いた作品を振り返ってそこに共通するテーマや特徴を見つける。それが次の作品へのアイデアにつながるかも。 - 自分の作品を見てもらう
自分の作品をだれかに見てもらう、SNSなどにアップする。もらった感想やコメントを参考に次の作品へつなげてみよう。
まとめ
自分の描きたい世界観を見つけるのは、時間がかかったりもしますよね。
でも、焦らずに自分の「好き」を集めて描きながら深めていくことで自然と自分らしい世界が形になっていくと思います。
新しく絵を描く上で、ぜひこのステップを試してみてくださいね。
では今日はこのくらいに。
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