まるで絵本のような…月にのった犬と小人の空想が広がるアート【作品紹介】

作品紹介・制作背景


まゆ
まゆ

こんにちは、繊細な心の絵描き、まゆ(@mayu_artgram)です。

ふと「こんな世界があったらいいな」と思いながら筆を取ることがあります。

今回ご紹介するのは、犬と小人が月に乗って散歩する、優しい空想世界を描いた絵です。

この作品が生まれたきっかけや絵に込めた思いなどをお話できたらと思います。



作品紹介:犬と小人の絵とは?

『月とバジャマ王子』アクリル絵具・25㎝サークル



「まるで絵本の1ページのようだね」

そんな言葉をいただくことが多い、一枚の絵。

主役は、ふわふわの毛並みを持つスーと、そのパートナーである小人の王子モロです。


彼らが寄り添いながら一緒に過ごすひとときを、あたたかみのある色合いで描いた作品です。

この絵では、犬のスーはモロの良きパートナーであり、同時に“大切な家族”という存在として描かれています。

モロは実は王子様で海辺の広いお城の中で一緒に暮らしています。

犬のスーは、彼と話もするし、本を読むのが好きだったりもします(笑)



絵は静止している状態ですが、実際には月に乗って海の上をゆっくり移動しています。

海風を感じながら朝の日の光を浴びている、そんな様子です。

私にとってこの作品は、「共に生きることの温かさ」をテーマに描いた一枚です。

犬と人という別々の生き物が対等に暮らす姿は、種や立場を超えた“心の通い合い”を象徴しています。

そしてもちろん、「犬の絵」や「ちょっとメルヘンな絵」として、見た瞬間に心がゆるんでしまう。

そんな和やかな気持ちになってもらえたらと思い、リラックスした表情や仕草にもこだわって描きました。



制作の背景とインスピレーション


この「犬と小人」の絵が生まれたのは、子どもの頃の体験が影響していたと思います。

私の子ども時代は、犬と過ごす時間が多くありました。

彼らとの触れ合いにあたたかさや高揚感、安らぎを感じていました。

そして、同じ時期に「ある南の島への旅先」で海の美しさやその広さに感動するという体験をしたのです。


犬と人の関係性、海の美しさ、そんな要素を絵にしてみたいと思ったのかもしれません。

◆空想の世界とのつながり


私は昔から空想が好きで、「もしも月に乗れたら?」「動物と話せる世界があったら?」という想像をよくしていました。


その中で、人と動物がパートナーとして仲良く暮らす世界があったら…と心のどこかで思っていたのでしょう。

私の描く絵では、パートナーの動物とは一生を共にする関係なのでどこか信頼や親しみを感じる雰囲気を表現したいなと思っています。

現実世界では、動物たちと言葉はかわせないけれど、この世界ではいろんな話ができて深く心がつながっている。

そんな関係を描きたいと思い、描いてみました。

◆モチーフとしての「犬」


犬という存在は、絵の中でも日常の中でも、安心感や癒しを与えてくれる特別な存在です。


見る人の心をゆるませ、穏やかな空気を運んできてくれます。

犬と言っても、いろんな性格の子がいますよね。

この絵の犬も、ただの動物ではなく、読書が好きだったり、聞き上手で、キャロットケーキがすきだったりします(笑)


◆色使いにもこだわりを


赤い海はちょっと不思議な感じもしますが、どこかエネルギーを感じさせる色でもあります。

キラキラして見えるようにラメをのせてみたり、小人のモロはパジャマ王子と言われるほどバジャマが大好き。

この絵ではお気に入りの白と青のストライプ柄のパジャマを着ています。


鮮やかな色も使っていますが、観る人の心を優しく包み込むような色合いを意識しました。




絵に込めた想いや見る人へのメッセージ

犬のスーとバジャマ王子・モロ(色鉛筆画)


この「犬と小人」の絵を通じて、私が伝えたかったのは、ちがう存在同士が心を通わせることの尊さや慈愛です。

犬と小人という、現実にはなさそうな組み合わせだけれど、お互いを大切に想いながら過ごす日々に「優しさ」や「あたたかさ」を感じていただけたら嬉しいなと思っています。

◆描くことで見えてきたこと


実はこの絵を描く前、私は少し創作に迷っていました。

空想的な世界を描きたいけれど、どう描けばいいのか。

自分が絵で伝えたいことはなんだろうか。

そんなときに、「まずは自分が心から好きな世界を描こう」と決めて描いたのがこの作品です。

子どもの頃、好きだったもの、影響を受けてきたものの中に自分の純粋な「好きなもの」があると気づきました。

◆絵を見てくれるあなたへ


もし今、ちょっと疲れていたり、日常に小さな癒しを探している方がいたら、この絵がそっと心に寄り添う存在になれたらうれしいです。

「犬の絵」としてだけでなく、その背景にある物語や想いなども、感じとっていただけたら幸いです。

まとめ:かわいい犬と小人の絵に込めた、優しさと信頼感

今回は、私が描いた「月のった犬と小人の絵」について、その背景やインスピレーション、込めた想いをご紹介しました。

犬と小人。
まるで絵本の中のような関係性を通して、異なる存在が共に生きるやさしさや信頼を表現しています。

犬の愛らしさや、空想の世界ならではの楽しさを描くことで、観る人が少しでもやすらぐ瞬間を届けたい。
そんな願いを込めて、日々作品を制作しています。

▼こちらに作品をのせております。よかったらご覧ください。

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