【独創的な絵を描くヒント】ある画家さんに学んだ創作を楽しむ7つのコツ

画家活動



こんにちは、絵描きのまゆです。

今回は、ある画家さんに学んだ創作を楽しむ7つのコツというテーマでお話していきたいと思います。


ココミ
ココミ

自分らしい独創的な絵を描きたいな…



そう思いながら創作をしている方はきっと多いのではないでしょうか。

私自身、長い間そう思っていましたが、あるとき、独自の世界観をもつ画家さんに出会いました。

自然体で飾り気のないお人柄の方で、何十年も画家として活動されている方です。

作品も頭の中のイメージを描かれていて、独創的な雰囲気がありました。

そのとき、創作を楽しむ工夫考え方などを学ませていただき、大変心に響くものがありました。

とくに印象的な言葉がありましたので、共有したいと思います。



プロ画家さんから学んだ創作を楽しむコツとは?


その画家さんから聞いたお話の中で、特に印象に残っていることをいくつかご紹介します。

創作を楽しむコツとは?
  1. 小さく実験する
  2. 描くことを楽しむ
  3. 好きなモチーフを観察する
  4. 素材感を取り入れる
  5. 自分らしいアレンジを加える
  6. 素材感を意識する
  7. 具象と抽象に表現を試す




①小さく実験する


絵の制作で、自分らしい絵を描くには実験する感覚が大切みたいです。

たとえば、色の実験。

2つ四角を作り、一つは青、もう一つはピンク色を塗る。

そこにアクセントとして別の色の線を引いてみるとどう見えるか実験する、という方法をよくやっていたそうです。

隣り合う色の組み合わせで見え方や感じ方が変わるのが不思議ですよね。

私はこういうことをあまりしてこなかったので、面白そうだなと感じました。

これは遊びとして楽しみながらやってみると絵につながる何か新しい可能性が広がりそうな気がします。




②描くことを楽しむ


「絵は続けることがとても大切」

そういろんな画家さんが話しているのを聞きますが、そのためには描くことそのものを楽しむことがとても大事だと思うのです。

楽しむためには自分が描きたいものを描くこと

そして自分らしい絵を描くことです。


  • 自分はどんな絵がすき?
  • どんな気分になれる絵が描きたい?
  • どんな要素があるとワクワクする?



静かに問いかけてみると、自分にとってなくてはならない要素のようなものが見えてきそうですよね。


私の場合は、絵を描くことそのものが好きなのですが、描きていてワクワクするものとそうでもないものがありました。

ワクワクする絵の要素って何だろうと思ったとき、いつも共通していたのが「空想的な要素」「色彩の豊かさ」「生き物をモチーフにすること」などでした。

このとき、これが自分らしい絵に必要なものなのかなと、ふと思いました。





③好きなモチーフを観察する


描く対象をよく観察してね

昔、絵の先生によく言われた言葉です。


ふだんよく描くモチーフがある場合、そのモチーフを形や輪郭、質感などをよく見てみるとそのものらしさを理解しやすくなるのだと思います。

その画家さんは、現実にはない風景を描いている方ですが、雲の形や夕焼けをよく眺めているそうです。

空想上の絵を描くとしても、そのものらしさを掴んでいないと雲が雲として見えなかったりすると。。

なので、それらしく見える絵にするためにも観察して特徴を知っておくのは大切なんだなと学びました。





⑤自分らしいアレンジを加える


作品の枚数が増えていくと、次の絵はどう描こうかと悩んでしまうことがありませんか。

でも、そんなときこそ自分らしいアレンジを加えるといいかもしれません。

完全に新しいものを作らなきゃと思うと焦ってしまうけれど、これまで描いた過去の作品を並べてみてどこかの要素を組み合わせて別のモノを作るという視点を持つこともできます。

たとえば、過去の絵では、この構図で鳥を描いたけど、新しい絵では同じような構図で別の生き物を描いてみるとかですね。

すでにあるものをいくつか組み合わせるだけで、オリジナリティーにつながったり、それが自分らしい世界観になっていくのかなと思います。





⑥素材感を意識する


絵の素材感って面白い部分ですよね。

油絵、アクリル画、日本画などそれぞれ絵の具の質感があったりします。

絵具を盛り上げてみたり、ザラザラした表面にしてみたり。

その画家さんは絵の中にワンポイントで箔を使う表現をされています。

絵具だけで描くことに加えて、何か他の素材(和紙、切手、ラメ、砂など)を使うと作品がより魅力的に見えたりもします。

アクリル画は専用のメディウム(絵具に混ぜると質感を変えられたりするもの)など種類も豊富なのでいろいろ試してみると面白いかもしれません。


⑦具象と抽象の表現を試す


具象画は、具体的なモチーフを具体的に描くこと。

抽象画とは、具体的ではない描き方をすること。

こんなふうに絵には大まかに2種類の描き方があるのかなと思っています。

でも、絵の中に具象的な要素と抽象的な要素が融合したような作品もあります。

とくにメインとなるもの(人物や動物など)は具体的に描いて、その周りにあるものはややデフォルメしてそちらに目が行き過ぎないようにする、そんな描き方です。

すべてを同じ密度で細かく描かないことで、絵が心地よく見られるようになるのかなと思います。

その画家さんは、最初は具体的なものを描いていたけれど、徐々に抽象的な描き方も取り入れていき、現在はほとんど抽象寄りの作風となったそうです。

作風というのは、作者の思いによってどんどん表現方法を変えていけるものなんだなと感じました。



さいごに

画家さんのお話を聞く機会はあまりなかったのですが、どんなふうに制作しているのかを聞いてみるとすごく新鮮でした。

絵の描き方には決まりがないからこそ、どう描いていいのか、自分らしい絵とは何か悩んでしまったりもします。

でも、そんなときは「自分が楽しんで描けるかどうか」を大切にしてみてください。

絵を描くとき、どんなところにワクワクするのかを探ってみるといいかもしれません。

作風はそのときどきで変えてもいいし、根本的な「自分らしさ」はたぶん大きく変わることはないと思うのです。

なのでやりたいと思うことを試していくとオリジナリティーはどんどん育っていき、絵が楽しくなっていくのではないかと感じます。

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