【HSP】外出が苦手な私が遠出をラクにするためにしている8つの工夫

HSP


私にはHSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)という気質があります。

感覚が敏感で、ちょっとしたことでもストレスを感じやすい。

いつの日か「外出」や「遠出」が負担になりさけるようになっていました。


とくに人が多い場所や長時間の移動は、それだけで心身ともにぐったり。

予定があるだけで数日前から緊張してキャンセルしてしまったり、どうにも不安になってしまうこともあります。

でも、どうしても行かなければならない日や、行きたいイベント、展覧会などもあります。


そんなとき、いくつか工夫すると少し負担が和らぐのを感じました。

今回は、「HSPで外出が苦手な私が遠出をラクにするためにしている8つの工夫」をご紹介します。

同じように悩んでいる方のヒントになれば嬉しいです。

HSPが外出で疲れやすい理由とは?


HSPの人は、外部の刺激にとても敏感です。

とくに都会などは田舎と違い、街の光や音、人の多さなどに神経がドッと疲れてしまうのです。

遠出するときは、移動中のトラブル、予定の変更など「予想外」のことが大きなストレスになったりします。

こういう部分は事前に予測するのもむずかしい場合がありますよね。

また、外出先だと食事や気温など、ささいな環境の変化にも影響を受けやすいので心や身体への負担は大きくなりがちです。




私が実践している遠出をラクにする7つの工夫


ここからは、HSPの私が実践している遠出をラクにするための工夫を紹介します。

以下の8つあります。

HSPが遠出をラクにする工夫
  1. 移動はラクな方を選ぶ
  2. おにぎりを持参する
  3. 自分だけの楽しみを入れておく
  4. 不安なことを紙に書き出す
  5. 事前に当日の流れを紙に書き出す
  6. 安心できる持ち物をそろえる
  7. 前日はなるべくゆっくり過ごす
  8. 疲れたら無理せず早めに帰ってもいい





①移動はラクな方を選ぶ


移動時間が長くなると、それだけでエネルギーを消耗してしまいます。

私の場合、混みあった電車内で立ちっぱなしとかになると、かなりストレスになります。


なので遠出の際は、少しでも「ラクに移動すること」を優先しています。

新幹線を使って移動時間を短くする、ゆったり座れて乗り心地の良いグリーン車を選ぶとかですね。


お金は少しかかるけれど、そのぶん心と身体がラクになるなら大切な自己投資だと考えています。




②おにぎりを持参する


私は胃腸がとても敏感で、外食がストレスになることがあります。

なるべく自分の身体に合うものを摂りたいし、知らないお店に行っても食べられるものがあまりなかったりもします。


食べ慣れないものを食べて、体調不良になることも避けたい。

そんなときは、手軽に食べられるバナナやナッツ類、自分で作った雑穀おにぎり、手作りのオートミールクッキーなどを持参しています。



何日も泊まる予定とかだと、なかなかむずかしいのですが、日帰りの場合はこんな感じです。




③自分だけの楽しみを入れておく


出不精な私は、何か特別な理由がないと出かける気になりません。

遠出は疲れるし苦手なので、なるべく家にいたい…

でも、自分だけの楽しみ(好奇心)を持っておくと出かけるのが楽しみに感じやすいです。


私にとっての楽しみは「アート鑑賞」。

美術館やギャラリーなどで気になる絵を見ることは、とてもワクワクします。

なので遠出するときは、気になる個展に行くときが多いです。

自分の中にある好奇心や欲求が外に連れ出してくれるきっかけになるのだと思います。




④不安なことを紙に書き出す


よくわからないこと、疑問を残したままだと不安になりやすいです。

そこでやってよかったことが「不安なことをすべて紙に書き出す」ことでした。

とりあえず、今何が不安なのかがわかればその対策も考えることができます。

たとえば、「長時間の移動が不安」な場合。

どこが不安なのかさらに問うようにしてみます。

  • 身体に負担がかかること
  • 座席が空いてるかどうか
  • 体調の不安など、いろいろあると思います。


そしたら、じゃあどうしたらラクになるかを問いかけてみる。

すると、新幹線を利用すればラクかもしれないとか、グリーン車を選ぶとか、人が少ない時間帯にするとか、自分の体調がよさそうな日を選ぶとかいろいろ浮かんできたりします。

自分がどんなことに不安を感じていて、どうなるのが理想なのかわかれば、対策も立てやすくなると思います。



⑤事前に当日の流れをイメージしておく


当日の不安を減らすためには、事前に流れをイメージしておくことがとても大切です。

一日をどんな流れで過ごすのかを大まかに紙やスマホのメモなどに書いておきます。


Googleマップなどでルートや所要時間を確認したりしておくと「予測できる安心感」が生まれます。

「よし、これで大丈夫」と思えるだけで、心の負担がグッと軽くなるんですよね。



⑥安心できる持ち物をそろえる


外出するときは、自分が安心できるアイテムを持っていきます。


私の場合は、以下のものを用意します。

  • マスク
  • ヴィックス(ニオイ対策、酔い止め代わり)
  • 耳栓
  • 水筒(温かい飲み物)
  • タオル(首の後ろなどに当てる)
  • ショール(冷房対策)

こんな感じです。

私は感覚が敏感なこともあり、ニオイや音、体温などを心地よくさせるものが必要でした。

ちょっとしたことですが、自分を落ち着かせてくれるアイテムがあるだけで安心感が全然違います。





⑦前日はなるべくゆっくり過ごす


外出の前日は、なるべくゆっくり静かに過ごすようにしています。



本を読んだり、身体に優しい食事をしたり、お風呂にゆっくり浸かったり、アロマのマッサージをしたり。

内向型やHSPの人は、一人で過ごす時間がエネルギーの充電になることが多いですよね。

無理せず心と体を整えることで、当日に疲れを持ち越さずにすみます。




⑧疲れたら無理せず早めに帰ってもいい


もともと遠出することが苦手なので、私にとっては行かないといけないと思うほどプレッシャーになります。

なので、とりあえず目当ての場所に行ってみて、そのあとの予定は身体の様子を気にかけながら、ちょっとしんどいようなら「途中で帰ってもいい」と自分に許可を出すようにしています。

迷ったら、どこかの公園で休んでもいい。

都会で人が多い、音も大きいところに長時間いるのはなかなか疲れるものです。

なので無理せず立ち止まる時間をつくると少し心に余白ができるんですよね。

頑張りすぎてぐったりするよりもまずは自分の心と身体を労わることが大切だと思います。



さいごに:無理しない外出のために

外出や遠出は、HSPさんにとって負担のかかるものだったりします。

私は、出かけようとすること、計画するだけでもすごいと思っていますし、そんな自分を褒めるようになりました(笑)

また、感覚が敏感だとどうしても疲れてしまいやすいですが、少しの工夫でラクになったりします。

まずは、自分がどんなことを負担に感じているのかを書き出してみるといいかもしれません。

今回の記事が少しでもあなたの心をラクにするヒントになれば嬉しいです。

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