個性的な絵を描くためのヒント【世界観を広げる表現のコツ】

画家活動


まゆ
まゆ

こんにちは、繊細な心の絵描き、まゆ(@mayu_artgram)です。

「自分らしい絵を描きたいけど、どうしたら個性的な絵が描けるの?」

そんなふうに悩んでいませんか?


私も数年前から、自分らしい絵を描くにはどうしたらいいかを模索していました。

ただ見たままの風景を描くのではなく、そこにオリジナルな自分だけの作風をつくりたい。

でも、なかなか思うように形にならずモヤモヤすることも多くありました。

しかし、自分の過去を振り返ってみたり、自分にとって大切な価値観などを見つめてみると、それが自分らしさの元であることがわかり、絵にも変化が生まれました。

この記事では、自分らしい個性的な絵を描くためのヒントを私の体験も交えてお伝えします。

ぜひ最後までご覧ください。

個性的な絵とは?【世界観の大切さ】


「個性的な絵」とは、実際にどんな絵のことをいうのでしょうか。

それは単に上手に描かれた絵ではなく、独自の作風や自分らしさみたいなもの感じられるものをいうのだと思います。

つまり、誰が描いたかがすぐにわかるような、独特の雰囲気や世界観がある絵のことです。

個性的な絵とは、その人らしさがにじむ絵


個性的な絵は、色使いやモチーフの選び方、描き方に作者の個性が現れていて、オリジナリティーのようなものを感じます。

また、どこか見る人の心を惹きつける不思議な魅力もあります。

それは、ただリアルに描写された絵よりも、感情や物語がにじみ出ているからです。

たとえば、ある画家の作品は夢の中のように幻想的であったり、別の作家の絵は温かくて優しい世界を感じさせたり。

これらはすべて、その人の「世界観」が絵に宿っているからだと思います。

世界観のある絵がもたらす魅力


世界観とは、絵の中に広がる独自の空気やストーリーなどのこと。


この世界観がしっかりとあると、絵は単なる「上手な絵」から、見る人の心に深く響く作品になります。

世界観を作るのに一番大切なのは、作者の「思い」や「感性」なのではないかと思います。


人それぞれに感じ方やイメージが異なるので、同じモチーフでも描く人によって全く違う雰囲気の絵になるのです。


なぜ「自分らしさ」が大切なのか?


現代はインターネットで一度にたくさんの絵を簡単に見られますよね。


似たような絵もあふれているため、自分だけの個性や世界観を持つことが、作品の価値を高める大きなカギになるのではないかと感じます。

自分らしい絵を描くことは、同時に創作の楽しみや達成感を増やすことにもつながります。


自分のイメージする色合いがつくれたとき、よりユニークで面白い表現ができたとき、きっと日々の創作がもっと楽しく感じられるのではないかと思うのです。



個性的な絵を描くコツとアイデア集


個性的な絵を描くためには、まず自分の内側にある「好き」や「経験」を丁寧に掘り下げることが大切です。
自分だけの感覚や思いを絵に反映させることで、世界に一つだけの作品が生まれます。

1. 自分の経験や感情を深掘りする


例えば、子どものころの思い出や好きだったもの、夢中になったこと、感動したことなど、心に残る体験を振り返ってみましょう。

そこから浮かんでくるイメージや感情をキャンバスに投影することで、自然と個性が出てきます。


また、日々の小さな出来事や感じたことも大切なヒントになります。

まゆ
まゆ

私は、洋画を観るのが好きなのですが、街並みの色合いやお部屋のインテリア、洋服の模様などに惹かれることが多々あります。


これを自分の絵に取り入れるとしたらどんな絵ができるかな?と想像してみるのも面白いです。

自分の好きなことと絵をからめてみると、それが絵のテーマやモチーフの発見につながったりします。


2. 独自のモチーフやテーマを選ぶ


だれもがよく描くモチーフではなく、自分だけの視点で見つけたテーマやキャラクターを選んでみるのもいいかもしれません。

たとえば、私の場合、絵の中に鳥がよく登場します。

でも現実世界でよく見かけるリアルな鳥ではなく、架空の生き物として描いてみるとどうなるかな?という視点で描くことがあります。

たとえば、「鳥さんが眼鏡をかけていたらどうだろう?」

というように、現実にあるものを組み合わせて考えてみたり。。

すると、あまり見かけないユニークな鳥になりました(笑)

ちょっと不思議で独自のモチーフは絵に自分らしい個性を与えてくれます。


3. 色彩や質感で世界観を表現する


色合いや絵の質感などは、世界観を作る重要な要素です。

柔らかく淡い色合いで夢のような雰囲気を出したり、強いコントラストでドラマチックな印象にしたり。

また、筆のタッチや絵具の質感を工夫することで、味わい深い絵になったりもしますよね。


私は、アクリル絵の具をスポンジにつけてポンポン重ね塗りして、独特のテクスチャーを生み出す技法をよく使っています。

身近にあるものを画材代わりにする発想も新鮮でおすすめです。

4. 日常や空想からインスピレーションを得る


散歩や読書、アニメを観たり音楽を聴くなど、普段の生活の中で感じたことを大切にしましょう。

夢や空想の世界もアイデアの宝庫です。


私は、とくに色に惹かれることが多いので、いいと感じた色の組み合わせの画像などをピンタレストで見つけて保存し、いつでも見返せるようにしています。

これがあとで新しく絵を描くときにヒントになったりするのです。




制作中に私が大切にしていること


個性的な絵を描くには、技術やアイデアだけでなく、心の持ちようもとても大切です。
私自身の経験を交えながら、制作時に意識しているポイントをご紹介します。

1. 失敗を恐れず描き続けること


絵を描いていると、思い通りにいかず焦ったり、不安になることがあります。


でも、失敗してもいいのです。

というよりも失敗から得られる気づきは多いものです。


失敗も含めて試行錯誤する過程こそが、独自の世界観を育む土台になるのかなと思っています。


私はよく、これではないと上から塗りつぶしてしまい何か月も完成しないことが何度かありました。

そんなときはその一枚は放置して他の絵にとりかかると気分の切り替えになるし、新鮮な気持ちでスタートできたりします。

2. 描きながら世界観を見つけていく


最初から世界観が決まらなくても大丈夫です。


描き進めるうちに、色や形、キャラクターの雰囲気が自然と固まってくることがあります。

絵の描き方に正解はないので、自分に合う描き方を見つけていくといいかもしれません。

ピンタレストなどでいいなと感じた絵を模写してみたり、自分好みの要素を抽出して自分の絵に取り入れてみる

それを繰り返していくと自分が好きな絵や心惹かれる世界観のある作品をつくりやすくなるのかなと思っています。




3. 自分が大切にしていることを意識する


私はふだん絵を描くときに以下の3つを大切にしています。

色彩の豊かさ」「心地よさ」「ファンタジー要素


これは自分の中のワクワク感と見る人にやすらいでほしいという気持ちから生まれたものです。


自分は絵を通して何を表現したいのか、見る人にどう感じてほしいのか、という部分から考えてみるといいかもしれません。


自分にとって大切なキーワードを見つけて、それを制作の軸にすると独自性のあるオリジナルな作品を作りやすくなると思います。

まとめ:自分らしい個性的な絵を描くために大切なこと

個性的な絵とは、技術だけでなく、自分だけの「世界観」や「自分らしさ」が詰まった作品です。
世界観のある絵は、見る人の心を惹きつけ、感情を動かす力を持っています。

そのためには、まず自分の経験や感情を丁寧に掘り下げ、独自のモチーフや色彩、質感で表現することがおすすめです。
日常にあることからインスピレーションを受け取り、それを絵に反映させることで、より深みのある作品が生まれます。
絵は楽しむことが何より大切。自分に合う方法や描き方をぜひ楽しみながら探してみてください。

では今日はこのくらいに。

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