おなかの不調を感じる。
もっとゆるい考え方をしたい。
そんな方に向けて。
心と身体はつながっているといいますが、とくにおなかと心には深いつながりがあります。
何か落ち込むようなことがあったときは食欲がなくなったり、おなかの調子がわるくなったりしませんか。
自分がふだんどんなふうに物事を考えるかでおなかの調子も変わってきたりします。
以前の私は、「○○しなければ」という言葉が口癖なくらい自分にいつもプレッシャーをかけていました。
そしてほとんどいつもネガティブ思考。。
その頃はやっぱりおなかも緊張していて体調を崩すことも多くありました。
でも、考え方をもっとゆるくして自分に優しく接するようにしていたらおなかも少しずつゆるんでくる感じがしたんですよね。
そしておなかの不調も徐々に良くなっていきました。
そこで今回は、おなかの緊張をゆるめる考え方をお伝えします。
考え方をゆるくするとおなかもリラックスできる
腸と脳は密接なつながりがあるので、ゆるい考え方をすればおなかもゆったりして調子がよくなったりします。
緊張しやすい、人の目が気になる、自分にきびしい、完璧主義。
そんな要素を持っていた私はいつもおなかが緊張していました。
でもそれは考え方を変えることで徐々に和らいでいきました。
もちろん他の要因もあると思います。
それでも、日々どんなふうに考えるのか、どんな言葉を口にするかはメンタルにもおなかにも影響しますので大事な部分かなと感じています。
おなかの緊張をゆるめる考え方5つ
ここからはおなかの緊張をゆるめる考え方を紹介します。
①○○すべき、ねば思考をやめる
すべき、ねば思考とは「○○すべき、○○しなければいけない」と考えることです。
無意識に発してしまいがちな言葉ですが、かなり自分にプレッシャーをかけてしまうものでもあります。
真面目な人、責任感の強い人ほどよく使っている言葉かもしれません。
ですが、自分に対して厳しすぎたりストレスを与えすぎるとおなかもリラックスできず、自律神経が乱れてしまいやすくなります。
そうはいっても「やるべきこと」をやらずにはいられないよ。。と思われるかもしれません。
実際私もこう思っていました。
でも、もしかしたら「やらなければ」と思っていることは思い込みで自分がそれをしなくても全く問題ないかもしれません。
自分でしなければと思い込んでいるだけだったりすることもよくあります。
例えば、部屋の掃除。
毎日掃除しなくても週一回で問題ないかもしれません。
「○○しなければ」の口ぐせを変えるのにおすすめの方法があります。
それが「本当は○○したほうがいいのかもしれないけど、しなくてもいい」というものです。
例えばこんな感じで使ってみます。
- 本当は毎日掃除したほうがいいのかもしれないけど、しなくてもいい
- 本当は挨拶したほうがいいかもしれないけど、しなくてもいい
- 会社に行った方がいいのかもしれないけど、行かなくてもいい
みたいな感じですね。
こうするとプレッシャーはかなり減るのではないでしょうか。
②自分はどうしたいか問いかける
いつも自分より他人を優先してしまう。
人の目が気になって自分らしくいられない。
こんなときに試してほしいことが「自分はどうしたいか問いかける」ことです。
実際、自分の本心というものは自分の心に聞いてみないとなかなかわからなかったりします。
とくに自分の気持ちを抑えがちな人は自分の本音が見えにくくなりがちです。
自分の本心と違うことをする。
これが日常化すると心にも身体にも負担になりストレスをためやすくなります。
それが続くと心や身体の不調として表れてくるのかもしれません。
「本当はこうしたいのに、、」という葛藤や抵抗が少ないほどおなかは整いやすく、緊張も和らぐと思います。
自分の気持ちを無視したり否定ばかりしていましたが、自分の本音を聞くようになってからおなかの不調も改善されつつあります。
③60%の完成度でヨシとする
完璧主義な傾向のある人は、自分にきびしくストイックな人が多いのではないかと思います。
自分や自分のつくるものに対して100%かそれ以上の完成度を求めている。
だからこそ成長できたり、いいものが作れたりしますよね。
でも、常に高い基準を自分に強いるようになるとそれに応えることはなかなか大変です。
実際には理想通りにいかない、完璧にできない自分にイライラしたり焦りを感じたりします。
それが積み重なればストレスも大きくなってしまう。
私はそんな不安や焦りで参ってしまっていた時期がありました。
でも完璧である必要はないんですよね。
自分の中では60%くらいの完成度でも他人から見たら80%や90%の完成度に見えていることも多いです。
なので60%の完成度でヨシとする考え方でいくといいのではないでしょうか。
④どうしたらラクにできるかを考える
毎日すること、しなければいけないことの中に、もしかしたらもっとラクに簡単にできる方法があるかもしれません。
同じような結果を得られるならラクにできるほうがいいですよね。
私の場合、作品展に出品する絵を描いているときはなかなか思うように進まず焦ってしまうことがよくありました。
そんなとき「どうしたらラクに描けるか」と自問してみたのです。
するともっと描きやすくする工夫や制作の手順などでいいアイデアが浮かんできました。
具体的には、
- 過去に描いた絵を少しアレンジする
- 同時進行で他の絵も進める
- 最初に下絵を描いてから描き始める
などですね。
ときには大変な思いをしながら向き合う必要もありますが、毎回大変なことばかりでは続かないし、ストレスになりかねません。
ラクにできる方法が見つかると少ない労力で自分や他者を満たすことができたりします。
⑤自分にとって楽しい方を選ぶ
だれにとっても苦手なこと、苦痛を感じることはしたくないものです。
同じ時間を過ごすなら自分の好きなこと、楽しいと感じることをしたいですよね。
そこでおすすめなのがふだんから「自分にとって楽しい方を選ぶこと」です。
苦手なことに取り組むからこそ得られる学びもありますが、楽しいことのほうが意欲的になれますし、何より夢中になれると思います。
人は好きなことをしているときや楽しいことをしているときはストレス発散になったり、エネルギーの充電になったりします。
ネガティブな気持ちになることばかりするよりも気分が明るくなることをしたほうがおなかの調子も整いやすくなります。
ぜひ試してみてください。