どうしてこんなミスをしたんだろう。。
失敗したり、人からの反応を気にしてつい自分を責めてしまうことはありませんか。
とくに繊細な人は周りの期待に応えようと頑張りすぎて自分にきびしくなる傾向があります。
しかし自分を責めると心がどんどん苦しくなるし、いつも自分に自信がない状態になりがちです。
私自身、10代の頃から自己否定しがちで何かあると自分を責めるクセがありました。
どうしたら自分を思いやりながら過ごせるのか。
大事なのは、考え方や自分にかける言葉を変えることだと思います。
最初は練習が必要ですが、少しずつ自分を責めることもなくなり心がラクになっていきます。
今回は、繊細な人が自分を責めることをやめ、心をラクにする考え方を5つご紹介します。
【繊細な人向け】自分を責めずに心をラクにする考え方

ここからは繊細な人向けに自分を責めることを手放し、心をラクにする考え方をお伝えします。
- 自分に完璧を求めないこと
- 親友にどんな言葉をかけるか?と考える
- 人と比較しそうになったら過去の自分と比べてみる
- 自分を縛る「べき思考」を手放す
- 「今ここ」に意識を向ける
何か参考になることがあればうれしいです。
1. 自分に完璧を求めないこと
繊細な人は、失敗を恐れるあまり自分に完璧を求めすぎてしまうことがあります。
また完璧主義は自分を責める原因の一つになります。
なぜなら、「完璧でなければいけない」と思うことで少しのミスでも自分はダメだと自己否定してしまうからです。
まずは「失敗してもいい、完璧じゃなくてもいい」と自分に許可を出してみてください。
そもそも失敗は存在しないものと考えてみるのもいいかもしれません。
私自身、何かミスをして人に迷惑をかけてしまったときはかなり落ち込んでなかなか気持ちを切り替えることができませんでした。
しかし、ここから何を学べるか、この出来事にはどんな意味があるのか、そんなふうに考えてみると今の自分に大切な気づきが生まれたりします。
きっとこの気づきは何も失敗しなかったら学べなかったと思います。
失敗するのがダメなのではなく、むしろどんどん失敗したほうが学びが増えるし自分も成長できる。
そう捉えてみると気持ちも前向きになりやすいですよね。
きっと自分を責めたくなる気持ちも和らいでくるかと思います。
2. 親友にどんな言葉をかけるか?と考える
自分に厳しい人ほど他人には優しいです。
もしあなたの親友が同じ状況で落ち込んでいたら、どんな言葉をかけますか。
きっと「そんなに自分を責めなくてもいいよ」「○○ちゃんはよくやっているよ」など心に寄り添う優しい言葉をかけるのではないでしょうか。
それなら自分に対しても同じように優しくあたたかい言葉をかけてあげてください。
自分は一生そばにいてくれる唯一のパートナーです。
どんなときも一緒にいてくれるのは自分だけなので、常に自分を思いやり励まし癒す言葉をかけることが大切です。
それが自分との信頼関係を育てるものになると思います。
私は以前、自分に対して責める言葉や否定ばかりしていました。
でも自分に向けて「大丈夫だよ。よくやってるよ。いつでも味方だよ」このような思いやる言葉をかけるようになってから心と身体がゆるむのを感じたのです。
それから慢性的な身体の不調がラクになっていったり、前よりも自分に優しく接するようになっていきました。
自分を愛することはまず言葉から変えてみることが大事かもしれません。
3. 人と比較しそうになったら過去の自分と比べてみる
繊細な人は、他人と自分を比べてしまうことが多いです。
とくにSNSなどで他人の成功や幸せそうな姿を見ると「自分はまだまだ。。」と自己嫌悪になってしまうこともあるかもしれません。
しかし、他人と自分は全く違う人間です。
気質も考え方も価値観も一人一人ちがいますよね。
相手には相手の生き方があり、あなたにはあなたの生き方があります。
本当はだれかと比べることなんてできないのです。
でも、他人の存在はやっぱり気になるものですよね。
そんなときは他人とではなく過去の自分と比べてみてください。
昨日の自分よりも1ミリでも成長できればそれだけで十分です。

例えば、本を読んで一つ知識が増えたことでもいいし、前よりも時間を有効に使えるようになったことでもいいです。
日々自分の小さな成長を感じながら自分を褒める。
これをしていくと他人と比べることも減っていくように思います。
4. 自分を縛る「べき思考」を手放す
もっと頑張らなければならない
失敗してはいけない
無意識の思い込みや「べき思考」は自分を責めてしまう原因になります。
「~すべき」「~しなければならない」という考え方は自分が思っているよりもプレッシャーになることが多いです。
私自身、10代の頃からけっこうな「べき思考」を持っていました。
これは人に嫌われたくない、価値のある人間でいたい、そんな思いから生まれていたのだと思います。
いつも何かに追われているようでイヤな夢を見たりと心身ともに不調になりがちでした。
そんなときに大事なのが自分のこうすべきという思い込みにまず気づくことです。
- 知り合いに会ったら挨拶すべき
- 毎日健康的な食事を作るべき
- 自分でお金を稼いで生活しないといけない
こういう思い込みや固定観念があることに気づいたら「本当にそうしたい?」「自分はどうしたい?」「なぜそう思うの?」「もししなくてもいいとしたらどう思う?」と自分視点で物事を考えてみます。
必要ならそのままでもいいし、不要なら手放してもいいと自分に許します。
これだけでプレッシャーが軽くなり自然と自分を責めることも減っていきます。
5. 「今ここ」に意識を向ける
自分を責めてしまうときは「今この瞬間」を生きていないことが多いです。
過去の失敗を繰り返し思い出したり未来への不安を抱いたり。。
しかし、過去を変えることはできないし実際に未来のことはわからないですよね。
できるのは「今この瞬間」に生きることだけです。
といっても無意識に過去や未来のことで頭を悩ませてしまったりするのでなかなかむずかしいところです。
まずは意識的に「今ここ」に集中する練習をしてみるといいのかなと思います。
私はよく未来のことで不安になったときは身の回りのものに感謝するというのをしています。
たとえば、新鮮で美味しい水がいつでも飲めること、家にいながら面白いアニメが見られること、家族が元気でいてくれることなど、目に入ったものや今あるものに感謝することで不思議と不安が和らいでいきます。
また、未来は今をどう過ごすかで変わっていったりしますよね。
なので今目の前にある課題や作業に没頭してみたりするのもおすすめです。
「今ここ」に集中することで、過去や未来にとらわれることが減り自分を責める思考から解放されるかと思います。
まとめ:自分を責めるのをやめると心がラクになる
繊細な人は、周りに気を遣いやすく自分に厳しくなりがちです。
しかし、自分を責め続けることは心と身体に大きな負担をかけてしまいます。
今回ご紹介した5つの考え方を取り入れることで、少しずつ「自分を責めるクセ」を手放せるようになると思います。
ほどよくゆるい考え方を大切に今ここに集中することを意識してみてはどうでしょうか。
自分を責めるのをやめることは「自分を大切にすること」でもあります。もっと心穏やかに、ありのままの自分を受け入れて、ラクに生きていきましょう。
あなたの心が少しでも軽くなるように、ぜひ試してみてくださいね。
コメント